2012年8月4日土曜日

真夏の権現岳

【形  態】 炎天下ハイキング
【山  域】 八ヶ岳
【ル ー ト】 小淵沢~権現岳~甲斐大泉駅
【メンバー】 恩田(記)

「冬行く山」とされている八ヶ岳に、夏真盛りのこの時期に行ってきました。
18キップ利用で、日帰りで小淵沢駅から小海線甲斐大泉駅に下る山行を計画しました。



8月1日(水)
18キップ利用期間だけ走る「ムーンライト信州」で、深夜の小淵沢駅に着き、歩き始めた。が、闇夜の中、取付きまで、1時間オーバーとなってしまった。東京に帰る列車がある時間までに下山しないと、せっかくの18キップが……… 。
編笠山、権現岳に至る取付きは、山梨県道618号線の富士見平(観音平の手前)で、ここからは、富士、甲斐駒等の展望がすばらしく、しかも今日はピーカンでなく、台風の影響らしい雲がこれらの山々にまとわりついている。
取付きから最初の展望台で、父子連れに会う。しばらくすると、山口からマイクロバスで来たという、5人ほどの中高年組が登ってきた。みな、駐車場がある観音平からの往復らしい。 「雲海」展望台、押手川を経て、きれいな三角錐の編笠山は登らず、トラバースルートを行く。
青年小屋と幕場(近年は「テン場」と言うらしい)のあるコルに着く。小屋前のベンチでは、大勢の登山客がいる。広い幕場には1張のみ。小屋から水場に向かうと、「ランナー」が追い抜いていった。往復10分ほどの水場に行くのにもわざわざ走っている。歩道を猛スピードで走る自転車に似ている。最近はこの手の輩が、有名山岳地帯で出没している。
目の前にある権現岳へは1時間半ほどの登り。日差しが強くなってきた。飯豊での悲惨な教訓を踏まえ、急いで日焼け止めを塗る。正面にはギボシ(西ギボシ)の脆そうな西壁が眼前に。ルートは壁の下を巻き東西ギボシのコルに導かれる。付いている鎖は掴むには遠く、アリバイ作りの鎖か。
西ギボシは狭いピークで、ファインダーを覗くと、足下の危うさにハッとする。西ギボシには石像があるが標柱はない。ここから、権現小屋を経て、権現岳ピーク(東ギボシ)を確認し、大泉駅へ下山する。
いつもながら、下りは辛い。へりで迎えに来て欲しい。いくら歩いても標高が下がらない。時々俯瞰する佐久側の町の景観がなかなか変わらない。ひたすら足を前に出し、やっとのことで天女山に着く。ここから、しばらく歩くと車道に出る。車道は登山口や駅への情報が皆無。頼りは地図とコンパス。山道ではほとんど必要ないのに………。

 
 タイム: 小淵沢駅4:00→富士見平7:00→青年小屋10:20→権現岳12:40→天女山15:30
                 →甲斐大泉駅16:10


1 件のコメント:

  1. 権現、以前3月末に行きました。
    冬季閉鎖中の為天女山の駐車場には上がれず
    手前のゲートで路駐。

    最近の山々はトレランが多いですね。。
    「走らないでください」看板がある山もあるようで。

    スピードが求められる昨今
    山のレジャーもスピード重視??

    上手に共存できると良いですね。

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