2013年2月27日水曜日

テレマーク合宿 天狗原他

【期間】 2013年2月23日~25日
【形態】 山スキー
【山域】北ア、白馬周辺
【ルート】天狗原他
【メンバー】吉岡(記)、牧野、目

 2013/02/23(土) 晴れ 天狗原往復
道の駅「安曇野松川」で仮眠し、7時頃出発したが、渋滞が始まっていて栂池高原スキー場についたて歩き出し時は、11時を過ぎてしまった。天気は予想に反して晴れ間が広がる。
栂池高原スキー場のゴンドラと栂の森リフトを利用するには、回数券40ポイント分=3000円で2名分となる。

林道歩き出し地点、外人ガイドが率いる外人ツアー集団
林道入り口から自然園まで約1時間、2時間半ほどで天狗原に到着、ハクノリまで行くには出発が遅すぎた。

栂池自然園ビジターセンター上で一休み

栂池自然園から白馬乗鞍岳を見上げる
天狗原は、祠には行かず右にトラバースして一番右の荒らされていない斜面を滑る。傾斜も緩く踝くらいの新雪を楽しむ。






滑降斜面を見上げる。シュプールが見えますか? 下の写真も同じ


 あっという間のお楽しみでした。林道をショートカットしながらゲレンデに出て休憩を入れ、今日入山の目さんと合流の為 JR白馬駅に向かう。
 今夜と明日の食料をイオンで買い出し、道の駅「おたり」へ。併設の温泉「深山の湯」でゆっくり疲れを癒し、暗くなった頃駐車場の端に天幕を張る。夜はこの所定番の「豚キムチ鍋」、〆はラーメンを別の鍋でゆでておいしくいただく。

2月24日吹雪 (写真はありません) 白馬ハイランドスノーパーク
 5時半に目覚めると夜半からの雪が降り積もり、除雪車の音が響いてくる。食事の支度を始めたころ除雪車からテントが邪魔との声がかかり、仕方なく天幕を道の駅の屋根の下に移動する。ここの方が快適だが、昨日は道の駅が21時まで営業していたので遠慮して駐車場に泊まった。
 

 みそ仕立てのうどんを食べながら、今日の予定を色々迷う。うろうろした挙句、赤禿山へ向かうが、スノーモービルの一団が林道入り口でスタックして当分動けそうもないという事から、再び変更して、廃業している「白馬ハイランドスノーパーク」のゲレンデに向かう。ここは以前、野高に教えてもらった所で悪天候のときの練習場として深雪を経験できる。

 この所体力を持て余している目さんにひざ上のラッセルをしてもらいトップを目指す。ゲレンデは2段になっていて上部は傾斜がゆるく、雪が深いのでスキーが滑らない。2回目からは下部を上り下りして練習した。

 15:30頃終了して、今夜の宿「白馬東急ホテル」へ。目さんの無料券で豪華なホテルライフです。ホテルの食事は高いので「ガスト」で済ませ、ホテルの共同風呂で温泉につかる。夜は、部屋でお酒を飲みながら、雪景色を堪能しました。

2月25日(月)晴れ強風 八方スキー場ゲレンデ
 朝食付きだったので、7時からバイキング形式の朝食をゆっくり楽しむ。メニューは豊富、来ている宿泊者は半分が白人系の外人で外国にいる雰囲気でした。

 ゆっくり出発して八方スキー場のゲレンデで練習。風が強いので兎平より上はリフトが動いていなかった。未圧雪の斜面もあるが、すでにギタギタで面白くない。固いゲレンデの雪で疲れ14時頃終了して、「第2郷の湯」(浴槽が木のレトロな温泉)に寄り、帰宅する。

2013年2月19日火曜日

吾妻渓谷・不動の滝


【期間】 2013年2月17日
【形態】 アイスクライミング
【山域】上州・吾妻渓谷
【ルート】不動の滝
【メンバー】平石(記)、目

50M級シリーズ!登ってきました。

下仁田・神津牧場を考えていたのですが、先週の相沢の氷柱を登って
ながーい滝をもう1本と思い、関越道・寄居あたりで進路変更、まあまっすぐ進むだけですが。
前橋あたりでスキー客渋滞で駒寄PAで高速から離脱して下道。

先行P


吾妻渓谷は八ッ場ダムに沈む運命です。

私は20年以上前、四万温泉の友人からこの辺りのことを教えてもらって
ここまで来る手前に下仁田周辺に色々と課題があったので
で、やっぱり良いところでした。川原湯温泉。
車でのアプローチはこの辺りが初めての人は
私は良く知っているのでまったく迷わずオンサイトで駐車場。

学生時代からちょくちょく来ていたところで、
アイスはじめてからこの滝はすごく気になっていたのです。
行く機会がなかったのですが
グレードが緩くても良いかなと思って、行ってきました。

はい、ズバリ、ダムに沈む温泉ですね。
わかりにくいと思います。
ダム建設でバイパスとかできているので
過去のアプローチ情報はあてになりません。

さて、駐車場からのアプローチですが。。これ核心かも?
ずばり踏み抜くと、ドボンです。

F1の先行は、栃木からのパーティでした。

今回はリード&フォローですので
フォローの目さんには回収作業という苦行が待ち受けていて
何気に9本、スクリュー入れてあげました。


F1落ち口、後ろは新しい橋。

さて、F2ですが

F1よりグレードは上。
先行Pは右側を攻めてます。

私は左から上がりど真ん中狙いで
段々状を登りますが意外と
傾斜があるので支点を取って
バーチカル基部へ。

んで、当初の予定を変更し
左側をまっすぐ行こうと思ったのですが
目さんにはチトつらいので
比較的足の置き場が多い、センターへトラバース
このトラバースがフォローには厳しかったようです。

あとは3Mくらいのバーチカル部分をクリアすればお仕舞い。

フォローの目さんも順調でしたが
バーチカル部分で小刻みな動きになり
落ち口から顔が見えたときは、かなり消耗していましたね。
お疲れ様でした!

とあとは懸垂で下降。
F1は人がいっぱいでにぎわってました。

F1は初心者のリードに最適
で、F2は中級以上のバーチカル好きに良でしたよ。

栃木方面からみえたパーティの方に
雲竜曝の時期を聞いたのですが1月下旬~2月初旬と短いですが
そこがベストとのことで、是非来年行ってみたいと重いました。


さて、帰りは川原湯温泉の公衆浴場でお風呂をいただきました。
源泉は80度くらいなので加温していない掛け流しです。
いつ来ても良いところでした。

あ、迂回路で迷ったときに
新しい川原湯温泉駅を見ました。

いつ沈むのでしょうか。。

F2落ち口、目姉さん。
ほぼどこでもついてこれるくらいになりましたね。

ちなみにF2はダム湖より上になりそうです。
F1はボートから取り付くことになりそうな気が。。

いつになるのでしょうかね。

また来シーズンも来たいです。
川原湯温泉にも。

【目、追記】
 群馬県・吾妻渓谷の不動滝に行ってきました
 ルート良し、川原湯温泉最高!ということで、たいへん気に入りました。
 今回は、フォローと懸垂支点セットの練習をしました。フォローは、スクリューの回収手順が悪く手間取りました。懸垂支点セットは初めてだったので良い経験になりました。
 平石先生、毎度ご指導、ご鞭撻いただきありがとうございます。

 駐車場からF1までは10分くらい。薄氷のはったゴルジュ帯をFIXロープにそって進む。F1からF2は目と鼻の先。でも、こちらのへつりはFIXなし。滑ったら焚火大会・・・。
 【F1】
 先行パーティ3人がぬけた後、平石さんリード。いつもの調子で安定してスルリと上がってしまった。さて、私。氷が柔らかいので、アックスも足もよく決まり、傾斜も見た目ほどないので、落ち着いて登ることができた。しかし、スクリューの回収手順に時間がかかった。終了点には支点が2か所あった。
 【F2】
 先行パーティが右端を登っているため、我々は、左から。平石さん、弱点をついて登ると宣言。騙されました~。

先行パーティ

 1段のぼってテラスになっているところから1mのトラバース。これが意外と悪い。やっとぬけて、一息し、上を見上げるとバーチカルな氷。ないなーこれはぁ・・・。足の置き場がないので、テンション数回かけながら、無我夢中で這い上がる。最後の落ち口手前が、不安定な氷で、そろりと避けながら。で、ようやく終了点。こちらは懸垂点1か所あり。
 懸垂支点のセット方法を教わり、F2,F1と2回セット、懸垂して終了。









2013年2月15日金曜日

妙高 三田原山~前山


【期間】 2013年2月14日
【形態】 山スキー
【山域】上信越 妙高
【ルート】三田原山~前山
【メンバー】
 野高 他2

 事前に赤倉スキー場に車1台をデポ。杉ノ原スキー場からゴンドラとリフトを乗り継ぎ三田原山へ。最初に外輪山2300mから北面を南地獄谷ボトムまで滑り込んだ。素晴らしいバーン。

2300mから三田原山本峰と外輪山
外輪山から南地獄谷に滑り込む

続いて妙高山の山頂直下、北地獄谷の源頭を目指して登る。ここも素晴らしいバーンが続く。雪質、斜度、ロケーションすべて申し分無い。前山手前の鞍部を目指して滑り込んだ。
妙高山頂上直下から滑降する北地獄谷を見下ろす

北地獄谷源頭の滑降

前山手前の鞍部から滝沢尾根目指して滑り降りる

 
 
滝沢尾根に乗る手前で妙高山方面を見上げる

当初は前山~1723~燕温泉側に滑り降りる予定だったが、北地獄谷・燕温泉側にガスがたまってきたので、鞍部から滝沢尾根を目指してトラバース気味に滑降。滝沢尾根から赤倉スキー場に繋いだ。スケールが大きく、登り応えと滑り応えのある充実度、完成度の高いルートだった。

2013年2月13日水曜日

八ヶ岳 雪稜登攀

【期間】 2013年2月19日~2月11日
【形態】 冬季アルパイン
【山域】八ヶ岳
【ルート】阿弥陀岳北稜、横岳西壁石尊稜
【メンバー】吉岡(記)、高橋(記)


2月9日(土)晴れ 吉岡(記)
この三連休は天気に恵まれ、充実した三日間となった。




入山日赤岳鉱泉で天幕を張り、そのまま阿弥陀岳北稜に向かう。我々は2番手だったが、先行3人組のパーティーは、ひざラッセルをしながら多分2時間くらい先に登りだしたと思われる。そのラッセのお蔭で何とか登る事が出来た。ありがとうございます。




阿弥陀岳からの下山は、中岳沢が安定していたので沢を下りた。


29(土曜)高橋(記)
 
 八ヶ岳山荘で前日仮眠後 赤岳鉱泉でテント設営後 阿弥陀岳北陵に向けて1100出発。

行者小屋先を北稜に向かう。新しい踏み跡を中岳沢を上る。途中北稜に登る。その後岩稜で若者2人組にラッセルのお礼を吉岡さんがする。

快晴で風がない中、2Pザイル出し阿弥陀岳頂上に1400に到着した。雪崩の心配の無い中岳沢を下り1530幕場着。


2月10日晴れ吉岡(記)
 パートナーが体調悪く休みたいというので、のんびり縦走に出かけた。昨日下降した中岳沢を登り、赤岳、横岳、硫黄岳と一周する。硫黄岳では久し振りに八ッの風を浴びた。






210(日曜)高橋(記)
 
 前日阿弥陀北稜で夜バテテ飯も食えない、発砲酒も飲めない高橋は目の前の赤岳鉱泉で800円のラーメン1杯でヤマケイ、岳人計10冊を読み漁る。

仕方ないので吉岡さんは1人で赤岳を登りに行った。

2月11日曇りのち小雪 吉岡(記)
 先週敗退した石尊稜に向かう。空は曇っていたが、強烈な風がないのとアプローチのトレースを確認していたので行けるところまでというつもりで出発する。

日ノ岳ルンゼから下部岩壁取付きまでの道は、左の尾根にトレースされていた。先行3人パーティーが下部岩壁を登りだしていた。

一段下でアンザイレンして取付きの確保地点(2か所あり)から登りだす。傾斜は見た目ゆるくて楽勝かと思って取付いたが、いやらしい登りだ。途中リングボルトx2、ハーケンが出ていたので怖さはない。


そこから稜線まで全てスタカットで約10ピッチ、時折吹く風と小雪に鼻水を飛ばしながら延々と登り続ける。上部岩壁は易しいリッジ状を1P登ると、稜線まであと1ピッチで終了する。




地蔵尾根から下山し、赤岳鉱泉で天幕撤収美濃戸に着いた時は18時となっていた。


 211(月曜)高橋(記)
 
730今回のメインである石尊稜(先週吉岡、牧野パーティがラッセルの為敗退した)に向かう。曇りではないがガス状態の中風も少しある中

踏み跡がはっきり有り、先行の3人パーティーに吉岡さんがお礼を言う。

初めて冬山雪稜を登攀した高橋の感じで言うと映画の「アイガー北壁」の様で、我がパーティーしか居ない中1P目は恐怖感がでてどうなる事やら不安でビビッていたが

2~3P目には度胸が据わってきた。が吉岡さんがリードしている間はさすがにとても寒かった。8から9Pでやっと稜線に出た。

地蔵尾根を下り赤岳鉱泉幕場に15:30着。テント撤収後美濃戸口18:00着。
温泉に入り体を温めて八王子に22:00着。

一難波山 山スキー


【期間】 2013年2月12日 曇り
【形態】 山スキー
【山域】北ア
【ルート】一難波山
【メンバー】野高(記)、他1名
 
 

 大所を過ぎたところで、乗り捨てられたワゴン車が除雪を阻んでいたため、木地屋手前で30分余計に歩きを強いられた。8時過ぎに木地屋集落のいつもの除雪終了点からシール登行を開始。最初はトレースがあったが、20分ほど進んだところで消え、終始すね~膝ラッセル。11時過ぎに山頂着。


一難波山頂上を歩く

北面は安定した雪だったので、迷わず大斜面に飛び込む。素晴らしい雪だった。もともと木地屋に戻るつもりでいたが、車を除雪終了点に停められなかったので、大所まで滑り降りることにした。最後は避けたかった沢に吸い込まれてしまい、シール登行をして尾根に登り返すハプニングもあったが、13時過ぎには大所に到着した。



頂上直下の滑降


中間部滑降斜面
 


2013年2月11日月曜日

相沢の氷柱


【期間】 2013年2月11日
【形態】 アイスクライミング
【山域】上州
【ルート】相沢の氷柱
【メンバー】平石(記)、目

まさかの貸切で、相沢の氷柱を登ってきました。
















早朝5時半明大前集合、環八、関越ともに交通量多し。
連休最終日、帰りは渋滞覚悟の上、下仁田へ爆走!。

間違いなく混んでいると思って行った相沢登山口の駐車場は
車が1台も無い。。これはチャンス!
汗かきながらアプローチをこなし。
氷柱に到着。誰もいない誰も来る気配が無い。
無欲の勝利?棚ぼた?

目さんはデカイ滝にちょっとしり込みしている様子。
南沢大滝に南沢小滝をのっけた感じ?
南沢小滝 x 3.5?

60メートルということですが、支点のある大木までは50Mでしょうか。

ざっくりオブザベして登り始める。
50メートル?なのでイントロ部分はノープロ、

スクリュー1本目
 
大体3~7M間隔で9本スクリュー使いました。
我慢すれば7本で済んだかなと安全第一で。
当然ですがリーシュレスノーテンションですよ。
オンサイト?になるのかな。

40分くらいでリードできたので
最近週1ジムクライマーにしては上出来でした。パチパチ。

振り返ると眺めが良いです。(TRで登った時の撮影)
氷は刺さり易くて快適。
垂直部は7Mくらいでしょうか、
ステップ有り、引っ掛け可能で傾斜と大きさの割には
登りやすかったかなぁと思います。

両手で手放しでレストできるところもあり。
どちらかというと足が疲れた~。

氷柱を登るお姉さん。

目さんは垂直部で一度テンション入りましたが
その後は落ち口手前のテラスまで登りきる。

その高さにびびってましたが、眺めを堪能いただけたようです。

とTRで1本ずつ登って、
お茶してエイプリルフールを案内して(↓)

エイプリルフールを指さし確認

下部でトラバースの練習してまたお茶して終わり。

エイプリルフールでのトラバトレ。


下山後はお馴染みの荒船の湯で湯船に浸かっていたら
ジムの知り合いに声を掛けられましたー(遠峰山岳会の黄さん)
神津牧場にいたそうです。

世間は狭いですね。というかこの時期このエリアはやっぱりいますね。
「くら」も神津牧場にいたそうです。

と、会心の一登でした。

☆☆
はい、目続報です

2月しか遊べないという下仁田の氷に行ってきました
今日は怖がらずに頑張るぞという気持ちで臨んだのですが、氷にとりつくや否や、いつものこわガ~ル~
先週よりバーチカルで、足の置き場がなかなか見つけられないし、下をみると平石さんが豆粒だし・・・
相変わらず腕の力で登っているので、TR1本で終わってしまいました
エイプリルフールで平石さんにのぼり方を教えてもらい、今回は、「お姉登りが良い」ということに気づきました
ガニマタに足をおくのではなく、ウチマタ系で内側に足をねじ込む感じ・・・
次回は、トップアウトしたいです。(トップロープで)
なにはともあれ、貸切だったのでのんびりできて良かった!

(メモ)
 アプローチは、1時間30分くらいです。荒船山登山口からハイキングコースをたどり、祠の少し先からコースを外れて、左手に見える尾根に向かって道なき道を進みます。尾根上をしばらく歩いてから反対側の谷方面をトラバースしていくと氷柱にたどりつきます。
 かなり寒いと聞いていたので、けっこうな厚着で行ったら大汗かきました。平石さん、ラッセルありがとうございました。確かにワイルドなアプローチでした。
 氷柱は先週の醤油樽よりはるかに高く、圧巻。平石さんリード中に雪がシンシンと降り始めましたが30分ほどで止みました。日中ほぼ日陰ですが、風があたらないのでそれほど寒さは感じませんでした。 氷が固く、アックスがなかなか決まりませんでした。

2013年2月6日水曜日

石尊稜敗退2


2月3日 牧野(記)

赤岳鉱泉には結構人がいたが、中山尾根、日ノ岳稜、石尊稜に入ったパーティーはいなかったようだ。ということで今回のラッセルが待っていた。前日の気温で解けて固まった雪は表面が固く、一度バリッと踏み破り中の柔らかい雪に足場を作る。一歩一歩がしんどい。ラッセル交代しても、私は足を上げるのも大変。役に立たないなー。今日はラッセル訓練だと開き直る。どんどん急になり、下部岸壁手前の壁下に着く頃にはお昼になっていた。赤い岳鉱泉から4時間の苦闘!無風快晴で絶好の登攀日和なのに時間も体力もここまで。中山尾根がきれいにすっきりと青空に映える。残念。

1P登って下山することになり、まずは取付までYさん右側から取付いて登っていく。続いて私。最初の一歩から相当悪い。雪の下の泥付きの岩を探しアイゼンをかけるとボロッと崩れる。右手のピッケルのピックも左手のバイルも決まるところがない。こんなところリードで登ったの~Yさんすごい!と思いながら崩れそうな信用できない足場に恐る恐る乗り体を持ち上げ、必死で這い上がった。(その昔石尊稜登った時もこの赤いボロボロの岩だったなぁと思い出す。)

取付き下から下部岸壁を見る。さっきより傾斜も岩質も易しそうに見える。ここからの下りは三叉峰ルンゼ側のリッジに回り込み、懸垂で下りた。5時から17時半までの12時間半行動でした。敗退でもYさんのおかげでいろいろ勉強になりました。

 手袋をしてもロープワークをスムーズにできるようにしなければと反省。固い雪のラッセルは少しは要領がつかめた気がします。体力はこれ以上落ちないように頑張ります。

2013年2月5日火曜日

横岳西壁 石尊稜敗退

【期間】 2013年2月3日
【形態】 冬季アルパイン
【山域】八ヶ岳
【ルート】横岳西壁 石尊稜
【メンバー】吉岡(記)、牧野

 前日土曜日は記録的な暖かさとなり、夜からは冷え込み美濃戸口周辺はアイスバーン状態になっていた。いつもの八ヶ岳山荘で仮眠をとり、4時起き4時半出発の予定が遅れて5時出発。美濃戸までの道が凍っているので車で入るのは止めて1時間余計に歩くが仕方ない。しかしそれから12時間行動して 石尊稜下部岩壁の取付までしか行けなかった。

 赤岳鉱泉までは3時間弱で到着し、天気も良いので頑張れば登れるかなと期待したが、中山乗越の登山道を外れて沢筋に入ると ラッセルが待っていた。小同心ルンゼの二股までは、昨日下りた踏み跡があったが、その上は膝ラッセル、踏み込むと表面が固くなった層を踏み破り、さらに体重を乗せるとひざ上まで潜るという疲れるラッセルとなる。




二人で交代しながらラッセルを続けるがなかなか進まない。上の二股から日の岳ルンゼに入り、下部岩壁取り付きまで急な斜面では、ルートの取り方を間違えてボロボロの岩と雪をロープを出して超える。




下部岩壁取付点まであと少し

奥に中山尾根下部岩壁取り付き
手前には日の岳稜

中山尾根からケンスイで下りた方が楽かな~

八ヶ岳・醤油樽の大滝


【期間】 2013年2月3日
【形態】 アイスクライミング
【山域】八ヶ岳
【ルート】河原木場沢
【メンバー】平石(記)、目


八ヶ岳・河原木場沢にある醤油樽の大滝をアイスクライムしてきました。



前夜は、石尊稜を目指すベテラン隊と
我々アラフォー隊ともに八ヶ岳山荘仮眠所泊。

石尊Pはさくっと起床して出発した模様。。
我々はかろうじて5時半の目覚ましで起床。

1階に降りて出かける準備をしていると
なにやら団体さんが、背の高い若い男がいたのですが
TVでみたことのあるタレントさん。

コーディネイター?ガイドさんが嵐の松潤の話をしている。
どうやら赤岳鉱泉で連泊してアイスクライムするらしい
もちろん撮影。

さてさて、車でのアプローチはちょっと間違えたけど
無事、唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐。

ここから夏沢鉱泉への林道を進む。

積雪のため腹をこすりながらなんとか
河原木場沢を跨ぐ小橋の手前100Mの駐車スペースへ到着

それぞれ準備をしていたら上から雪上車がやってくる
通過したと思ったら一時停止、夏沢鉱泉のスタッフが降車して
我々のところへやってきて。

林道を通行するのはすれ違いができないので、
遠慮してほしいと、要望をいただきました。

雪上車はかなり横幅が広いのですれ違い無理ですね。
一般車両であってもすれ違いは厳しいので
唐沢鉱泉と夏沢鉱泉の分岐から2kmですので
歩くのもありですかね?
醤油樽に行こうと思っているクライマーの皆様、各自のご判断はお任せいたします。

2013年2月2日土曜日

1/30~2/1山スキー


130日(水)雛峰~白馬乗鞍スキー場 晴れのち雪 野高 他1

8時ゴンドラ始発に乗車。雛峰からの下りは天気が良く視界も効いていたが、P1598以降は完全にホワイトアウト。雪は良かったが、視界が無いため地形が読めず、苦労した。昼前に白馬乗鞍スキー場に到着。
P1598登り返し
裏ひよ滑り出し斜面
 

 

131日(木)八方尾根~ガラガラ沢 晴れ 野高 他3

8時過ぎにゴンドラ乗車、リフト2機乗り継ぎ、八方池山荘から歩き始め。八方池の上から右方向にトラバース気味に滑り降りてガラガラ沢にエントリー。上部はクラスト斜面だったが、すぐに柔らかい雪になり、最高の滑降になった。昼前には二股に到着。
八方山の登行
 

ガラガラ沢中間部
 

21日(金)小日向山
6時過ぎに行動開始。南尾根に乗るまでは、カチンコチンに凍ったデブリだらけで到底シール登行出来ないので、スキーを担いでツボ足で登る。時々深く潜ってしまい、かなりの難儀だった。尾根に乗ってからは快適な登行。10時過ぎに頂上着。無風快晴で最高の展望なので、ゆっくり休み、11時前に滑降開始。東側には何度か滑り降りたことがあるが、北面は今回が初めて。斜度、雪質ともに快適で、終始白馬連山を見ながらの爽快な滑降だった。猿倉には下らずに、中山沢左岸の尾根を忠実に辿って林道に降り立った。林道はスノーモービルが入っていたため、雪が踏まれてスキーが良く走ってくれた。12時前に二股着。

小日向山山頂より白馬鑓と白馬杓子
 
 
滑降斜面中間部