2013年2月13日水曜日

八ヶ岳 雪稜登攀

【期間】 2013年2月19日~2月11日
【形態】 冬季アルパイン
【山域】八ヶ岳
【ルート】阿弥陀岳北稜、横岳西壁石尊稜
【メンバー】吉岡(記)、高橋(記)


2月9日(土)晴れ 吉岡(記)
この三連休は天気に恵まれ、充実した三日間となった。




入山日赤岳鉱泉で天幕を張り、そのまま阿弥陀岳北稜に向かう。我々は2番手だったが、先行3人組のパーティーは、ひざラッセルをしながら多分2時間くらい先に登りだしたと思われる。そのラッセのお蔭で何とか登る事が出来た。ありがとうございます。




阿弥陀岳からの下山は、中岳沢が安定していたので沢を下りた。


29(土曜)高橋(記)
 
 八ヶ岳山荘で前日仮眠後 赤岳鉱泉でテント設営後 阿弥陀岳北陵に向けて1100出発。

行者小屋先を北稜に向かう。新しい踏み跡を中岳沢を上る。途中北稜に登る。その後岩稜で若者2人組にラッセルのお礼を吉岡さんがする。

快晴で風がない中、2Pザイル出し阿弥陀岳頂上に1400に到着した。雪崩の心配の無い中岳沢を下り1530幕場着。


2月10日晴れ吉岡(記)
 パートナーが体調悪く休みたいというので、のんびり縦走に出かけた。昨日下降した中岳沢を登り、赤岳、横岳、硫黄岳と一周する。硫黄岳では久し振りに八ッの風を浴びた。






210(日曜)高橋(記)
 
 前日阿弥陀北稜で夜バテテ飯も食えない、発砲酒も飲めない高橋は目の前の赤岳鉱泉で800円のラーメン1杯でヤマケイ、岳人計10冊を読み漁る。

仕方ないので吉岡さんは1人で赤岳を登りに行った。

2月11日曇りのち小雪 吉岡(記)
 先週敗退した石尊稜に向かう。空は曇っていたが、強烈な風がないのとアプローチのトレースを確認していたので行けるところまでというつもりで出発する。

日ノ岳ルンゼから下部岩壁取付きまでの道は、左の尾根にトレースされていた。先行3人パーティーが下部岩壁を登りだしていた。

一段下でアンザイレンして取付きの確保地点(2か所あり)から登りだす。傾斜は見た目ゆるくて楽勝かと思って取付いたが、いやらしい登りだ。途中リングボルトx2、ハーケンが出ていたので怖さはない。


そこから稜線まで全てスタカットで約10ピッチ、時折吹く風と小雪に鼻水を飛ばしながら延々と登り続ける。上部岩壁は易しいリッジ状を1P登ると、稜線まであと1ピッチで終了する。




地蔵尾根から下山し、赤岳鉱泉で天幕撤収美濃戸に着いた時は18時となっていた。


 211(月曜)高橋(記)
 
730今回のメインである石尊稜(先週吉岡、牧野パーティがラッセルの為敗退した)に向かう。曇りではないがガス状態の中風も少しある中

踏み跡がはっきり有り、先行の3人パーティーに吉岡さんがお礼を言う。

初めて冬山雪稜を登攀した高橋の感じで言うと映画の「アイガー北壁」の様で、我がパーティーしか居ない中1P目は恐怖感がでてどうなる事やら不安でビビッていたが

2~3P目には度胸が据わってきた。が吉岡さんがリードしている間はさすがにとても寒かった。8から9Pでやっと稜線に出た。

地蔵尾根を下り赤岳鉱泉幕場に15:30着。テント撤収後美濃戸口18:00着。
温泉に入り体を温めて八王子に22:00着。

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