2012年8月7日火曜日

マッターホルン

【期間】2012年7月27日~8月5日
【山域】スイスアルプス
【形態】ガイド登山
【ルート】ヘルンリ稜からマッターホルン
【メンバー】高橋(記)

7月31日 スイス時間9:00前に スイスのマッターホルン(4478M)に無事登頂しました。


7月29日 リッフェルホルン(2582M)で岩稜登攀テスト(6回のマルチピッチ)を行い辛うじて合格。(1回3Mほど落下し足に怪我したが。)が、同行した日本人ツアーガイド手塚さん曰く「高橋さんはマッターホルン登頂は技術的、体力的に無理だろう。

現地ガイド組合で安全にガイドを請け負う人を何とか交渉してみるが、居ないかも?」と言われ
「早歩きでゼイゼイ呼吸が荒くなるマッターホルン登山スタイルではなく、途中まででも良いから楽しくマッターホルンを登りたい」とガイドにドイツ語で事前に話してもらった。



7月30日 シュバルツゼー(2582m)でロープウエーを下車し、3260Mのヘルンリ山小屋までのアプローチ。

夕食は高度順応出来ない為でもなく、まずいカレー?の為でもなく、翌日の登頂への不安から1/3しか食べられず。



7月31日
3;00起床、パンの朝飯後3;45 スイス人ガイド ギオンさん(35才?たくましい躰つき)とアンザイルして登攀開始。1対1で。


約100組(200人)での数珠つなぎ状態で難しい岩場では30~60分の渋滞。そこで呼吸を整えられた。2時間後 岩に氷が付き始めたのでクランポンを付けた。

2時間30分後 4008Mのソルベイ避難小屋到着。ギオンさんから「どうする?」と聞かれた。

気力体力に余裕が有り「マッターホルン ピーク」と答えるとギオンさん、混んでいるルートを避け別ルートで速度を早めた。

谷川岳中央陵、雪の阿弥陀 南稜、冬の甲斐駒の黒戸尾根の「刃渡り」の経験がありマッターホルン登攀に大いに役に立った。

最後は4ツンバイになり雪山を上り詰め9:00前に4478m登頂した。ギオンさんと力強くハグした。今回登頂できたのは本当に雪標山岳会の皆さんのおかげです。




寒いのですぐ下山開始。懸垂下降を20~30回ほどして14:00前にヘルンリ山小屋着。700円のコーラをおごり、4000円のチップを渡しガイドと別れた。


今回アトラストレックで7人挑戦し6人達成、1人は残り100Mで断念。昨年は30%の成功率。(天候が悪かった為)

9:00までに登頂出来ないとガイドが判断したらそこて下山開始。(7:00でも8:00でも)昼に暖かくなると氷が溶けてもろい岩が落下し危険に成る為。

今回のツアー費用70万円+食事代その他10万円=80万円

(参考 ガイド料金94000円+ガイドのロープウエー代、ヘルンリ山小屋代16000円=11万円含む)


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