2020年8月29日土曜日

忠別岳&化雲岳(ついでにひさご沼偵察)


【期間】   2020年8月23日(日)~25日(火)

【形態】   縦走・ハイキング

【山域】   大雪山系

【ルート】  クチャンベツ沼の原登山口~忠別岳~化雲岳

【メンバー】 鎌田(記)、他1名


久々のテント泊修行。

北アルプス4日間を計画していたものの、天気が雨予報に変わってしまった為急遽天気が安定している北海道へ。

登山口への林道にゲート有


不通になっていたクチャンベツ沼の原登山口の林道が 6月に開通したというので、ここから奥大雪を目指します。

 天気のいい週末ということもあり、土曜日の夕方登山口の駐車場に着くと25台ほどある駐車スペースは4~5台ほどしか空いておらず皆さんほとんどが泊まりの様子。

この空きスペースも朝の4時前には埋まってしまい、その後に来た方は路駐。

ちなみに朝の気温は4度。


【1日目】

登山口~大沼~五色の水場~五色が原~五色岳~忠別岳避難小屋~忠別岳~忠別岳避難小屋

(歩行時間7時間30分)

歩き始めは緩やかな樹林帯。途中3度ほど沢にかかる丸木橋を渡り、急坂へ

沼の原分岐からは木道歩き、五色の水場を超えるとまた少しの間急坂が始まる。

途中から沢沿いの道になるが、沢が枯れているためルートを誤りやすい。ピンクテープを見落とさないように。

五色が原に出ると五色岳直下まで緩やかな木道歩きになるが、木道が荒れているため注意が必要。

忠別岳避難小屋分岐~避難小屋まで笹が生い茂って足元が見にくい箇所あり。

避難小屋のテント場は10張りほどのスペース。(第2テン場もある様子)

この日は4張りほどで、私たち以外はソロの方だったので静かでした。

避難小屋は扉が壊れているものの、中はキレイ。トイレも扉が壊れているワイルドなトイレ。

水場は雪渓が残っていたので、そこから取水し煮沸。浄水器が欲しかった・・・。


テント設営後は空荷で忠別岳へ。

やはり空荷は足取りが軽い!

天気に恵まれ表大雪の全貌を堪能。

沢にかかる丸木橋

忠別岳より表大雪














【2日目】

忠別岳避難小屋~五色岳~化雲岳~ひさご沼避難小屋~五色岳~大沼

(歩行時間8時間)


朝、鹿の親子に警戒されながら五色岳まで登り返し、その後背丈を超えるハイマツエリアをかき分けて進む。

ハイマツエリアを過ぎると一気に視界が開けて木道歩きに。

ここら辺から掘り返しや糞などヒグマの痕跡が多数見られる。

工事用の重機入りましたか?くらい一面の掘り返し有。

熊の掘り返し

熊の糞


化雲岳までは緩やかな登りの花畑で天国の縦走路という感じ。

ヒグマの恐怖さえなければ快適なハイキングコース。

その後時間があったので、次回のためにひさご沼を偵察に行く。

ひさご沼までの下りは、荒れた木道歩き。浮石も多いので注意が必要。

ひさご沼避難小屋はまだ新しいのか中も外もきれいです。トイレはやはりワイルド。

テント場は沼の周りに張るらしく、湿っぽいかな。

土曜日は30張りほど張られていた様子。

ひさご沼避難小屋
  




ひさご沼からトムラウシ山の分岐までは岩礫地歩き。

まだ雪渓が残っていてルートが分かりにくい。ナキウサギの声が賑やか。

化雲岳を巻いて来た道を戻り、この日のテント場大沼へ。

その前に途中にある五色の水場で、水を補給。一気に3.5リットルの重さが身に染みる。

大沼はトイレがないので、沼の水は使用しないほうが良いかも。

五色の水場

この日もテント場は6張り。平日なので少なく静か。






大沼キャンプ指定地





【3日目】

大沼~駐車場

(歩行時間1時間50分)


途中の石狩岳分岐で、石狩岳撤退した方と会う。

まだ笹刈が全部終わってないのでルートを探すのが大変らしい。

藪漕ぎで自分の位置が分からなくなるとか。

そんな話を聞きながら熊にも合わず、無事に下山。

水平移動距離:52㎞

累計登り:2,642m

累計下り:2,721m