モンブラン(ガイド山行)
期間 2013年 7月26日〜7月31日
形態 ガイドによるピークハント
山域 ヨーロッパアルプス
ルート グーテ小屋経由(モンブラン)
メンバー 柳澤高志・悦子
予程
7月26 成田発9時45分
7月26 ジュネーブ着 17時5分 空港にてガイド(ジェジェ)と会いシャモ二ーに移動
7月27 休養と用具確認
7月28 トーレイニング petiie Aig. Verte(3512)へ
7月29 休養
7月30 グーテ小屋まで
7月31 モンブラン登頂
8月1 ツエルマツトに移動
7/26 空港までガイドのジェジェーが迎えにきてくれた。事前に話し合っていたこととはいえ初対面だしと思い不安だったが意外とあっさりと会うことができた。ここからシャモニーのホテルまで渋滞していて2時間以上かかったが通常はバスでも1時間半程度ということであった。ジェジェーはでっかいし顔も厳ついのでとっつきにくいと思っていたのだが意外と繊細で他人の気持ちが読める良い男でよかった。
新しいグーテ小屋
7/27ホテルを移動してから、ジェジェーが我々の持っている登山用具をチェックしにきた。そして明日の高所トレの服装、装備等、それに待ち合わせ場所と時間を決めて帰っていった。その後は一日休養。
7/28 エギュ デ ミディ(3800m)へいくロープウェー駅に7:00に行きガイドと落合った。が、しばらくは上空が強風のためロープウェーは動かないということだった。8:00まで待ったが動きそうも無いので別のミディよりも低い岩場(グランド モンツ)に行くことになった。ここでもしばらく待たされたがなんとか乗り込むことができた。ガイドがいないとこういうとき困るなあと思った。
ロープウェー終点(3295)から雪上歩行の後、岩に取り付く。そこから小ピーク(3512)まで岩を乗り越え乗り下り進む。一箇所ホールドがなく危険な箇所があったが他は全然問題なし。同じコースを往復し3~4時間でロープウェー駅まで下山してきた。この駅の乗車口まで鉄の階段が3~40m続く。ガイドが息切れするが軽く走って登ってみるかというのでやってみたら気持ちが悪くなってしまった。やっぱりマイペースを保たないとだめだとこの時確信した。
7/29 休養の日だ。少しは歩こうと思っていたが生憎雷と豪雨で外に出る気がしない。言葉のわからないテレビを見ながらゴロゴロして過ごす。
7/30 いよいよモンブランへ向けて出発の日だ。ベルビューまで行くロープウェーがこの春たばこの火が原因で焼けてしまい使えない。そこで、ラ ファイエットまで電車で行き(8:00)そこから登山電車に乗り換え1時間
15分ほどで終点まで行く。そこから岩稜歩き、雪崩の巣のクロワール通過、長い岩登りと続き、雪上に出ると旧グーテ小屋に出た。その先に立て替えて2ヶ月の新しいドーム型の新グーテ小屋があった。
7/31 夕食は18:00、朝食は02:00と決まっているようだ。朝というか夜中の1:30起床、2:00朝食、2:30出発の予定で行動していたが出発時はごたごたしていて正確なところはわからない。暗闇の中装備(ハーネス、アイゼン)を着けガイドとザイルを結んで出発した。尾根上に出たときはもう前方にヘッドランプが延々と先へ伸びていた。バロの避難小屋を4:00頃通過、遠方の稜線が明るくなってきた。頂上には8;00頃着いたと思う。風が冷たく指先に感覚がなくカメラを落としてしまった。これを拾って証拠写真を撮っておこうとシャッターを押したがうんともすんとも言わずガックリ。ガイドによると寒さで動かなくなったのではと言う。仕方ないので携帯で一、二枚撮ったが周りが明るすぎて画面が見えないので山勘で撮った。頂上は寒いので5~10分も居ただろうか、早々に下山を開始した。ドームグーテから頂上まで雪上であったが技術的にはほとんど問題ない気がした。ただ、初めての4000m台であったので自分のペースだけは守り抜こうと心に決めて歩き続けた。それと三浦ドルヒンズで教えていただいた呼吸法を実践した。下山は登ったコースをそのまま下った。モンブラン頂上4810mから新グーテ小屋まで下りデボしておいた装備を回収し、落石の多い噂のクーロワールを通過し、テートルース小屋を経由、登山電車でラファイエット着16時であった。ここからガイドの車に同情してシャモニーまで送っていただいた。一本も登れなかったらどうしようと思っていたのが4,800mを登ることができてホッとするとともに少し自信がついた。
明日のツェルマットへの移動の打ち合わせをしてガイドと別れた。
8/1 昨日の打ち合わせで12:00に我々のところに迎えに来てくれることになっている。ところがホテルのチェックアウトが10:00までとなっていたために2時間ホテルの片隅で待つ羽目になってしまった。ガイドは時間厳守できっちり来てくれた。それと自身がよく使うフランス料理のお店でごちそうになった。ゴルフ場の脇にあり、上品でとても美味しく頂いた。4日間で初めてうまいものにありついた感じがする。
モンブラン頂上