雪標山岳会の名前の由来は「より雪深い、より高い山に登るために、得意のスキーを使って登・下山の時間を稼ぐ。そればかりではない。登山者のしるべ(標)となるベテランになろう」ということだ。(雪標60年史編纂コンテより)
2014年12月28日日曜日
城山
【期間】 2014年12月23日(火)
【形態】 マルチピッチクライミング
【山域】 伊豆
【ルート】 南西カンテ 他
【メンバー】 堀口(記)、岡田
岡トレ第2弾 今回は二子の寒さに懲りて、比較的暖めと思われる大仁の城山まではるばる初心者用マルチピッチのルートを求めてやって来ました。
数年前に一度だけ行ったことがある程度で、場所もよくわからない? しかも、記憶では相当遠かったような気がするエリアです。
実際行ってみると、私の自宅からでも、圏央道が東名に繋がったせいか、全くといって良いほど下道使用せずで大仁まで着いちゃいまして、こりゃビックリ。高速代はかかりますが、朝発で十分遊べるエリアです。
南壁の基部には、3番手くらいに着でした。先について上っているパーティは、左上の方のマルチを楽しんでいるようでした。
我々はノンビリ支度をして、まずはアップ。ルートがほとんどわからない(トポを見ても、あまりにもたくさんルートがあり過ぎてどれがどれだか全くわからん!)ので、適当に易しそうなところを(とは言うものの、朝一の細かいスラブは結構緊張します)一本。たまたま、レッジ上のところにビレィポイントのようなアンカーがあったので、トップロープをセットし、岡ちゃんにアップしてもらいます。岡ちゃんがアップしている時に、団体さんが訪れ、僕たちのすぐ右隣から一段上のポイントにトップロープをセットして、お客さんを登らせていたので、ガイドさんぽい方に、一本だけルート名を教えてもらいました。一つわかれば、あとは何とかなりますね。最初にアップしたのがどうやら「とんとん拍子5.8」らしい。次に「アミーゴス」?「グラシアス」?どちらかよくわかりませんが、アンダーナインでアップ。
で、ちょい早めの昼食。暖かいのでマッタリ…ウトウト。昼寝をしたいとこですが、気合いを入れて、いざ目的の南西カンテへ。
南西カンテは、既に1パーティ4名が先行しています。下の一段目は、「ホームボーイ5.8」とか言う易しめのルートから上がった。岡ちゃん完璧です。次は、何でもないバンドをひたすら南西カンテの取り付き目指して辿ります。60メートルシングルロープだったので、行けるところまで頑張りましたが、やっぱ届かず。取り付きのちょい手前で断念。と言うか、壁を回り込むため声が通らないこと、結構浮き石がたくさんあることなどから考えると、途中40~50メートルくらいのところで一端ピッチを切った方が良かったと思う。
取り付きに着くと、先行1パーティ4名のはずが、その後に2パーティいた。???よくよく考えたら、下部をカットして踏み跡を辿れば取り付きに楽々辿り着けるのでした。こっちが本来なのかな?
まぁ、ポカポカ天気だし、ノンビリ行きましょってことになりました。1p岡ちゃん。Ⅳ+くらいでしょうか。ソコソコ傾斜はありますが、ガバガバです。2p堀。Ⅲくらいかな?ほとんど岩登りはありません。草付きの藪をくぐって踏み跡を辿るだけです。浮き石を落とさぬよう歩くのが核心でしょうか。3p岡ちゃん。ビレイポイントから一段ヨッコイショッて感じで乗越して、数歩右トラバース。途中から上の灌木帯目指して直上。灌木帯に入ったところで、岡ちゃんルートがわからなくなり撃沈。一端ピッチを切り、堀口交代。別段何もなく古い残置のRCCボルトを辿ると、2軒バンドの最上部に着いた。Ⅳくらい?。どうやら、先ほどトラバースの途中から直上したが、もっと右端までトラバースするべきだったのかも知れない。
ここから最後のピッチ。正面に壁の弱点を突くコーナー状を辿っていけば樹林帯に入る。ここは岡ちゃんにガンバッてもらう。Ⅳ+くらいか?
樹林帯でロープをしまっていると結構目の前をハイカーが取り過ぎる。山頂側に振り向くと下の方に大勢のクライマーがたむろしている。ここがインナーウォールかな?
浮き石が多いこのルートを懸垂するのは気が引けるので、靴は持ってこなかったが歩いて降りることにする。しばらくは登山道を辿ったが、どうも遠回りしそうなので途中から斜面を適当に藪漕ぎながら降りていくと、取り付きに着いた。ヤマカン大当たり。南壁貴部に戻り、そろそろくらくなり始めていたので即撤収/下山。
楽しい1日を過ごせました。スミマセン。カメラをザックに入れっぱなしだったので写真なしです。
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