2012年7月24日火曜日

☀飯豊山☀


2012年7月18(水)~20日(金)

【形態】お花見と避難小屋ハント
【山域】飯豊連峰
【ルート】天狗平~飯豊本山~川入
【メンバー】恩田【記】



7月20日からJRの「おじさん18キップ」が始まり、これを復路に利用し、平成12年5月に行った飯豊山を2泊3日で縦走(でなく縦歩)してきました。平日のため、人も少なく静かな山旅が満喫できました。
今旅は、花より団子ならず、山より花で、緩やかな飯豊の縦走路に咲き誇る多くの山花が、まもなく還暦を迎える初老のおじさんを元気付けてくれました。ただ、好天故に、小雨の平標で見せてくれたような鮮やかな花とはなりませんでした。
飯豊の固有種であるイイデリンドウが咲いていたらしいのですが、ニッコウキスゲしか知らない無学の輩にはわかるはずがありません(下調べが足りなかった!)。



直下からの飯豊本山とおじさんのザック


7月18日(水)
米沢行きの夜行バスからJR米坂線に乗り、小国駅で下車。飯豊山荘行きのバスを終点で降り、飯豊山北部の門内岳をめざし、梶川尾根に取り付く。延々と急登が続く。曇天は唯一の救い。
梶川峰からは、なだらかで広いお花畑の尾根道となる。辺りは霧に覆われて、わずかな視界の中、花たちは幻想的な姿を見せる。
稜線に出、門内岳手前の門内小屋に到着。夏の間常駐する管理人に宿泊を告げ、1,500円也を払う。今日は私一人の貸し切り。一人宴会開始。


 タイム 梶川尾根取付き 9:20 - 梶川峰 14:50 - 稜線 15:35 - 門内小屋 16:00(泊)(水は融雪水)


7月19日(木)
4時半ころ起床。稜線の朝は、出発の頃に上空の雲もとれ、好天下の花見行開始。山道の両脇に様々な花が開花している中で、(この時期どこにでもある)キスゲばかりが目に付く。管理人さんは、キスゲとヒメサユリが同居しているのは珍しいという。
縦走路は緩やかな登降を繰り返し、主峰飯豊本山と飯豊最高峰大日岳との分岐に建つ御西小屋に到着。平成12年の山行で使用した小屋で、小屋前の管理人さんが「ご苦労さん」と声をかけてくる。7月28日(土)に相当混雑するとネットに出ていた。話好きの管理人さんと話し込む。
ここから飯豊本山までの広くなだらかな稜線はさらに美しい花道となる。フィルムの枚数を気にしながら、シャッターを押す。
本山を越え、切合(きりあわせ)小屋に着くとすでに時間は5時近く。やむを得ず、宿泊料2,500円也、小屋内のコンロ禁止、客が多い、という最悪の小屋に泊まることに。
(飯豊唯一の食事を出す小屋、コンロ禁止はなるべく自炊させない魂胆か。ちなみに、2,500円は、当然ながら素泊まりの料金。


 タイム 門内小屋 6:40 - 北股岳 7:50 - 梅花皮小屋 8:10 - 烏帽子岳 9:20 - 御西小屋 12:00 12:30 - 飯豊本山 14:20 - 切合小屋 16:45(泊)(水は小屋前に引水)


7月20日(金)
3時起床、夜空を見るも、夏空のせいか星は少ない。ただ、昨日、今日とご来光を仰ぐことができた。
ソーセージ1個の朝食で小屋を出発。飯豊の山々の最後の景観を堪能しつつ、平凡な稜線を下山。花はだんだん寂しくなる。右手に見える大日岳には笠がかかっている。やがて、三国小屋が見えてくる。小屋に着き、しばらくすると管理人が出てきて、やはり声をかけてくる。
三国から剣が峰という岩場を経て、川入の部落まで急な尾根を下っていく。
下に降り、バスで磐越西線山都駅まで行き、18キップで普通列車を乗り継いで帰京する。


 タイム 切合小屋 6:00 - 三国小屋 7:20 - 川入 11:00



2 件のコメント:

  1. 素敵な山旅ですね。羨ましい限りです。

    私ですが、
    今夏はプラスチッククライマー&区民プールスイマーになってしまいそうです。

    沢にも行っていない。。

    西丹沢のやさしい沢に行こうかな。

    返信削除
  2. 確かに素晴らしいですね。
    東北の山はいつか行ってみたいと思いながら、いまだ叶わずです…
    紅葉の季節にはどこか歩きに行きたいなー、と…

    返信削除