【形態】縦走
【山域】 南アルプス
【ルート】 甲斐駒・鋸
【メンバー】 目、平石(記)
当初は赤木沢を計画していましたが
台風通過後に日本海に秋雨前線が発生する予報となり
急遽、影響の低い南ア方面が良さそうとLINEで相談した結果
私が甲斐駒のピークを踏んでいないということで
甲斐駒・鋸へ歩きに行くことにしました。
甲斐駒から鋸方面へ降る |
土曜の天気が良くないので土曜夜発とし諏訪IC経由杖突峠、高遠へ。
仙流荘の近くの河原の駐車場で仮眠。
北沢峠へ行く始発のバスが5時37分戸台大橋とのことなので
5時に戸台の登山口に駐車して徒歩でバス停に戻る(20分くらい)。
戸台大橋にはゲートがあり、その先が南アルプス林道。
門番のおばちゃんが切符を販売してくれて無線でバスに連絡。
1名立ち乗りになるが1台目に乗車することにした、
結果的にザックに座ることができた。目さんは運転手の隣。
北沢峠には50分程度で到着。
バスを進行方向の反対向きで乗っていたのと、睡眠不足で調子が悪い。
しばらくまったりした後に水を6L積んで歩き始めるが
15分くらいでバテ始める、そして眠気が凄い。
1時間くらい歩いたところで30分程度仮眠した。
少しスッキリするも足が重く軽装のハイカーに抜かれまくる。
双児山付近 |
やっとの思いで双児山に到着。
仙丈を遠望し、数年前の冬に行った三峰川岳沢の帰りのことを話しながら休憩。
駒津峰へは下って登って、そして六方石。
六方石付近 |
直登コースは面白そうだが荷が重いので止めて巻きコースへ。
しかしこれが遠回りで長くてうんざりした。
黒戸尾根との分岐から5分で頂上に到着。
甲斐駒山頂 |
眠くてここでまた仮眠する。
初日の行動はここから1時間下った六合石室。
実際には1時間ちょっとかかった。(2箇所ほどピカピカの鎖場あり)
小屋は八丁尾根からの単独の方と黒戸尾根からの単独の方の2名だけでした。
まだ日差しもあるので外で軽く宴会して
夕飯は目さんが持ち上げた味噌漬けの豚肉などなど豪華な食事。
周りは寝ているので早々に切り上げて我々も寝る。
夜もそれほど気温が下がらなく快適でした。
夜は月明りがかなり明るかった。
2日目は4時起床、5時50分出発。
八丁尾根からきた方は甲斐駒へ、もう一人の単独の方は鋸。
先に出発していきました、我々もすぐに出発。
小屋付近から仙丈 |
睡眠は十分とれたのですが、調子があがらないのでゆっくりペース。
三ッ頭、熊の穴沢の頭と地図とは違い?稜線とおしの顕著な登山道で通過。
烏帽子との分岐は標識もありました。
中の川乗越手前から第二高点 |
中の川乗越に到着、コースタイムとほぼ同じくらい。
ここから第一高点までが核心部。
第二高点へのざれた急登は踏み跡がしっかりしているので
池ノ谷の様な蟻地獄ではなかった。
第二高点はだだっぴろく剣が刺さっていた。
第二高点 |
第二高点からは第三高点(その間に大ギャップ)、
第一高点(鋸)と見渡せ周辺の概念も良くわかる。
第一高点 |
第二高点からは樹林帯を一気に下がり、
小さいルンゼを渡る、少しでも足を踏み入れると足元が崩れる。
渡った先の壁沿いを10メートルくらい上がり滝の落ち口の少し上を
トラバースとなるが私は上に詰めた方が良さそうだったので
登ってみると期待外れの微妙な手元足元となり目さんには
お勧めせずトラバースしてもらう(結果的にトラバースのほうが楽)
私はそのままルンゼを詰める、見上げると鹿の窓がぽっかり開いていた。
小ルンゼを横切る |
鹿の窓までは新しい鎖(チェーン)が30M近くぶら下がっている
鎖を使わなくても登れるが、最後に疲れているので拝借してしまった。
鹿の窓は人が立って通れます、先を見ると第一高点はもうすぐそこ。
鹿の窓 |
小ギャップは20Mくらいの下りとなるがぶっとい鎖があって拝借しました
(クライムダウンできます)。
登り返しも鎖がバッチリあります。
傾斜はあるが階段状なので使わなくてもOK(少し使った)、
程なく第一高点(鋸)に到着。
鋸からの眺め |
第一高点でたっぷり景色を楽しみ角兵衛沢のコルまで急下降。
角兵衛のコルへ急下降 |
降りる角兵衛沢は長いガレ場が延々続きうんざりしました。
陽が照りつけているので日陰を拾いながら下りやっとこさ樹林帯。
期待していた大岩の下の水場はポタポタ程度でした。。
出合まで15分くらいのところに冷たくて美味しい水が出ていたので給水。
戸台川の徒渉 |
出合からすぐ戸台川を徒渉して左岸の登山道へ
日差しが優勢なので樹林の中を歩くと
シマヘビと遭遇して威嚇されました。
やがて白岩の堰堤手前で右岸の登山道へ移るが
戸台川は水は伏流となっていて徒渉はなかった。(堰堤の通水口からは水が出ていました)
冬と違い草木がうっそうとしていて
雰囲気が違うのでまだ先かなと思っていると戸台の駐車場に到着。
10時間半行動でした。
仙流荘でお風呂を頂き、復路も往路と同じルートで帰京。
2日間快晴でもったいないくらいの眺めを堪能できました。
次回は冬に逆コースですね。
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