錫杖岳 左方カンテ

【期間】2016年8月25日(木)
【形態】クライミング
【山域】北ア
【ルート】錫杖岳　左方カンテ
【メンバー】　吉岡（記）、細川

　かねてから登ってみたいと目標にしていた、ナチュプロ主体の左方カンテに行って来ました。

　前日、栃尾温泉の道の駅「奥飛騨温泉郷」で仮眠し、4時半に起きて登山口の槍見温泉駐車場に入る。

　軽く食事をして　橋の下の露天風呂を見下ろしながら温泉宿を通過し、川沿いの道をたどる。道が急になり取水場のような施設があらわれ「立ち入り禁止」の看板、何かおかしいとガイドブックを見ると登山道は温泉宿の前から斜面を登っている。戻ると登山届のポストに旗も立っていて何で見落としたのか？　1時間無駄にしてしまった。

　ポストに入山届を入れ再出発する。登山口から急登が続き、クリヤ谷を渡って対岸を登り錫杖沢入口分岐まで一気に登ったら、道迷いもあって御馳走様という感じだった。錫杖沢の登りはさらに急になり左方カンテ取付きまでやっと到着する。

　【タイム】槍見温泉5：30→（道迷い）槍見温泉再出発6：30→錫杖沢出合7：45→9：00左方カンテ取付き9：45→13：15６P終了13：30→14：20左方カンテ取付き14：40→16：25槍見温泉

　朝は快晴だったが、雲が広がり怪しくなってきたが、その後降られることはなかった。リードは空身で、つるべで登ることに決め　吉岡から登り始める。

取付き

　１P,２Pはルンゼ状を登る。1p目上部で右の被った岩の方にハーケンが打たれていたが、湿っぽいので左から登る。

　3p目　一段登ると記録で見た傾斜の強いフェースとなるが、皆さんとは違う左上するクラックにカムをセットして左側から登り、右にトラバースしてから直上する。

　4p目　草付の斜面を右上してチムニーに入る。チムニー内は濡れていて少しいやらしい。上部はルンゼ状を登る。

4p目

　5p目　右のチムニーは濡れている。左はランナウトするフェース。一段登り左のフェースにある浅いクラックを利用して登る。カムが利用できるところがあるのでランナウトすることはなかった。

　6p目　出だしのチョックストーン部分は、フォローだったがフリーでは越えられなかった。CSを越すと濡れたチムニー状になりいやらしい登りが続く。左は5p目と同じようなフェースがあり途中からフェースに移って登り、カンテから終了点に出る。

6p目

　さらに２ｐルートは続くが６ｐで終了とし、注文のルートを北沢に懸垂する。