2015年4月20日月曜日

八王子城跡ハイキング

八王子城跡ハイキング

【期間】   2015年4月04日(土)
【形態】   ハイキング
【山域】   八王子
【ルート】  八王子城址
【メンバー】 大木場(記) 小林

ルート:八王子城跡管理事務所(駐車)9:3410:30八王子神社→10:45本丸跡→11:12大天守閣跡→11:35富士見台11:40杉沢の頭・往復→熊笹山→13:50第三堀切→14:17曵橋→15:02御主殿跡16:2016:25管理事務所

天 気:曇り時々霧雨



                    ルート軌跡と時間

 北条氏照築城という八王子城跡の見学とハイキングを兼ねて行ってみようということで、桜の時期を選んで4/4(土)を選択。 曇り空の中時々霧雨があったが展望台からの眺望も良く古跡を楽しんできました。


 滝山城を居城としていた北条氏照が作った八王子城を氏照と共に戦った年上の横地監物が3,000の兵と共に守っていた。 4,000の精鋭の兵と共に本城である小田原城に半年前から詰めていた氏照は北条氏の重鎮だったが、八王子城は横地監物に任せっきり。 1590622日午後10時頃、豊臣軍の北陸勢である総大将・前田利家と上杉景勝、真田昌幸の食糧豊富で夜も活発な総勢5万の軍が正面の大手口から攻撃開始。 搦め手からは上杉軍の直江兼続がせまり、翌23日午後2時頃、双方合わせて2,500名の戦死者と怪我人6,000名を出して戦いは終わった。横地監物は逃げたが後日土民に殺害され、小田原城の4代当主氏政と氏照は秀吉の命により切腹。

管理事務所の東、東屋・
城跡のジオラマ有り
 9:39 

城跡尾根への入口 9:41
                          
50台駐車可能な駐車場から2分程の所にある東屋に八王子城のジオラマがある。 その少し上が城跡尾根への登り口になっており、大手門とでも言うべき所かな。


八王子神社 10:30




柵門跡地 10:03
                            
一般の登山道の様な道をショートカットを使わずに少し汗ばんで登る。 柵門跡地は何の建造物も無くただ道の交差点。
八人の王子を奉ってあるという八王子神社はこぢんまりした社で静かな台地に立っている。 直ぐ近くに展望台がある。
 
八王子神社近くの展望台 10:35
本丸跡 10:46




 
詰の城跡 11:12
杉沢の頭 11:40
                                                    
本丸は小さな社が建っているだけ、大天守閣があったらしい詰の城跡は少しの平坦地に小さな標識があるのみで何の感慨も浮かばない。 あまり時間のかからないうちに富士見台に到着し、5分で今回の最高地点杉沢の頭547mに到着。
直ぐ引き返して展望の良い富士見台で昼食の時間とする。 鉄塔のある城山(左)と影信山が右に見えている。
冷たい風を大木で避けてウイスキーの熱燗を美味しそうに飲んでいる同行者、温かいしうまそうだなー。

富士見台
(後ろ側は視界良好) 
11:48
小下沢分岐 12:31






                  
富士見台からはゆるい下りで楽に歩ける、小下沢(こげさわ)の分岐は直ぐ近くで標識があり分かり易い。
途中の分岐を認識できぬうちに太鼓曲輪尾根に入っており、路傍に10cm位の椿が赤い一輪を咲かせている。
小林さんが周りに石を積んで囲っているので小生も少し手伝う、人に踏まれなければ良いが...強いなー野生は!

 
道脇の椿 13:31
第三堀切 13:57
                                  
あっとゆう間に第三堀切の標識まで来てしまった。 尾根の一部を掘って直線状に尾根を歩けない様に切り取った所を堀切と言いその岩を尾根下に落として御主殿の築城に使ったそうだ(パトロール員の話)。
 
第二堀切 14:03
 
御主殿方面への下り口 14:05



                                             
第二堀切から少し下った所に大きな倒木がありその前を左の御主殿跡へ下る。 5分程で古道に合流し、曵橋へ向かう。

 
古道に架かる橋 14:10
 
工事中の曵橋 14:17
 古道から御主殿に向かって城山川に架かっていた曵橋(復元したもの)は老朽化で撤去して掛け替え工事が進行中。
現在はここが古道の終点となっている。 御主殿跡は下に流れている城山川の対岸だ。
御主殿の滝 14:22

  
御主殿跡 14:34
            
御主殿から尾根上に避難しなかった姫や武将が滝の上で自刃して身を投げ三日三晩流れが赤く染まったという御主殿の滝はそれほど大きくはない。
発掘が進んだという御主殿跡には宴会場の台座が復元され、この広場要所要所に説明文が設置され芝生は青くすがすがしい。 
復元された入口の虎口(コグチ)の門は昔を偲ばせるにあまりある。 石段各段の高さが高く敵を意識して造営したことが分かる。 ここで激戦があったとはゆったりした雰囲気をかもしている敷地なだけに思うにせつない。御主殿跡に設置されたベンチでしばし休憩。 400年前も同じ風景が(当時の建物は無いが)あったのだろう。数組の人が見学に来ており、ボランティア・ガイド同道の組もいる。 ベンチでのこのひとときが心地良い。

御主殿跡・虎口
(石段が高い) 
14:46

駐車場到着直前、
東屋はこの左上 
16:24
             
1時間以上の休憩後駐車場に向かって下山。 管理事務所の横を通って駐車場に到着。
この駐車場、午前9時から午後5時迄の解放でそれ以後は閉鎖される様でこのことを認識していなかったので慌ててしまったが5時前だったので事なきを得た。 少し遅くなってしまったので銭湯には寄らず帰宅。
 
 国立駅前の桜 8:23


国立駅前通り満開の桜、途中の通りの桜並木、八王子城跡所々にある桜と、桜に迎えられた1日であった。
いにしえの人々・事跡を辿る小旅行と、今生きている花々、時には良いものだなー、こんな旅も。


        


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