2015年3月31日火曜日

八ヶ岳 中山尾根

【期間】   2015年3月28日(土)
【形態】   残雪期アルパイン
【山域】   八ヶ岳
【ルート】  横岳西壁 中山尾根
【メンバー】 吉岡、岡田、山本(記)

 05:30美濃戸ー07:30行者小屋ー09:20中山尾根取付ー14:20稜線ー15:30行者小屋ー16:50美濃戸

雪稜トレーニングとして中山尾根に行ってきました。

前夜発で小淵沢の道の駅へ到着し、2時間ほど仮眠。眠い…

美濃戸へ向かう林道は3週間前に比べるとだいぶ雪が減っていたが悪いことに変わりはない。
でも、やはりジムニーは頼もしくて、問題なく美濃戸へ到着。




行者小屋で準備を調えて、出発。
約1時間で中山尾根取付に到着。思ったより登らされたなぁ…

先行パーティは2組。
1組目は1p目終了点にいるが、バイルを落としたようで回収に行っていた。
2組目は正面のルートに取り付いていたので、少し右下に下がって正規ルート?の凹角からスタートする。
後続がいないので気が楽だ。

1p
山本リードでスタート。
離陸で少し逡巡するが、特に難しくない。
凹角を登りきったテラスでビレイ。


2p
トポだと左の草付きの方が簡単と書いてあるが雪がなく、悪そうに見えたので正面の凹角を登る。
吉岡さんにカムを借りて、1ピン目をとる。カムが無いと怖いかも…。
1ヶ所勇気を出す所があるけれど、あとは細かくスタンスが拾える。


3p
出だしの草付きを登って、簡単な雪稜になる。
岡田さんに引っ張ってもらう。

ロープを解いて、上部岩壁まで進む。
上部岩壁取り付きで休憩。天気も良く、ポカポカで気持ちが良いです。

4p
ロープを結び、山本リード。
核心と言われている、ハングまでは特に問題ないが、今までより傾斜が強いのでやや怖い。
さて、ハング。ハーケン、ペツルが連打されており、安心感はあるし、ガバが沢山あるので割と気楽に登れる。


5p
簡単な岩稜と雪稜。

6p
岡田さんにリード交代。
引き続き、簡単な岩稜と雪稜だが浮石が多く慎重に登る。
ロープ一杯まで登ったところでビレイしてもらい、フォローも到着したところで事件?発生!
岡田さんがクォークを無くしたと言う!
え?どこから?このピッチでは持っていた気がするけども…
とにかく、懸垂して探しにいくと20mくらい下で発見!良かった良かった!


7p
山本にリード交代して、最終ピッチ。
出だしの垂壁を越えたら、簡単な岩と雪を歩いて終了。


バンドをトラバースして稜線で完登の握手!お疲れさまでした!

地蔵尾根までの稜線もだいぶ雪が減っていて、すっかり春模様です。
サクサク降りて、美濃戸には17時前には到着。

面白いルートでとても良いトレーニングになりました。
吉岡さん、岡田さん、ありがとうございました!

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