【形態】 冬期アルパイン岩トレ
【山域】 八ヶ岳
【ルート】 赤岳西壁南峰リッジ
【メンバー】 平石、岡田、堀口(記)、末松
2014/01/12晴のち曇り
6:37駐車場発 途中平石、岡田は翌日の行程(南沢大滝でアイスクライミングの練習)を考えて南沢大滝下に幕。
行者着9:30 発10:00 取り付き11:20 スタート11:40 堀口・末松パーティ終了15:10 文三郎下降開始15:25 行者16:30 17:00 美濃戸18:20
平石、岡田の気合の入った一泊二日組は前夜発。
堀口、末松の日帰り組は早朝発で美濃戸口バス停付近で合流。美濃戸山荘へ。
1月の林道はまだまだ快適だ。気温も低く新雪で覆われた林道は走りやすい。
3月に入るとどうしてあんなにテカテカのアイスバーンになるのだろうか?気温が上がって雪が融けるのかなぁ?体感的には寒さはあまり変わらないように感じられるのだけど、自然は正直だ。
3連休の中日ということもあり、いつもの駐車上は満員御礼。
手前の駐車上に停めさせてもらう。どちらも1日1000円。
こちらのほうがなんとなく広々としていて個人的にはこっちの方がgood。
さて、今回は、会の若手(?)からアルパインの練習がしたいとのご要望に唆され、
ついついノコノコ偉そうに出かけたのでありました。
ルートは? やはり易しめが無難とばかりに、
阿弥陀の北稜or赤岳西壁のセンターリッジor南峰リッジのいずれか
現場についてから決めましょうといつものいい加減なスタンス。
エッチラオッチラ行者へと駒を進めました。
3連休の中日ということもあり、予想どおり阿弥陀の北稜は大渋滞。
センターリッジにも人影がチラホラ。
南峰リッジはさすがに人気がないのか人影が見当たりません。
この時点で阿弥陀の北稜はパス。選択肢から外れました。
センターリッジ、南峰リッジ共に取り付き場所はさほど変わらないので、
近くまで行ってからどちらに向かうか決めることとしました。
文三郎は何回登ってもカッタルイ。
ようやく歩きにくい階段を終え一息つき見上げれば、
センターリッジは各ピッチ毎に数人がタムロしている状態。こりゃダメです。
素直に南峰リッジに向かいます。こちらは人っ子一人いません。
即決定で南峰リッジへ。
ここは、迷うこともなくリッジに添って登っていけばいつの間にか赤岳南峰にひょっこり出ます。
しかも右手のルンゼはずっと同じ角度・標高差でついてきてくれるので、
上に行っても全く高度感がない。無いないづくしで、ついでに確保支点となる残置もほぼ皆無です。
岩登りらしいのは、取り付きと4P目にワンポイント出てくるくらい。
技術的には全く問題なしだが、ルートの性格上40~50㍍ロープいっぱい延ばすこととなるため、
風が出てくるとビレイヤーとの遣り取りが聞こえなくなる。
無線機がベストだがバンバン吹雪いてくるとこれまた無線機でも聞き取りにくくなる。
「解除」「OK」etc.合図の工夫も一考か?
以下、平石記
赤岳主稜は賑わっており、南峰リッジへ。
最初は日あたり良好クライミングでしたが
後半は曇天、そして八ヶ岳らしい風にあたって来ました。
文三郎尾根
平石、岡田さんは前夜発
堀口さん、末松くんは12日早朝発で美濃戸口で合流。
6時半過ぎに美濃戸出発、平石・岡田組は南沢泊なので、
設営を先に済ませる為、先行する。
南沢でざっくりテントの設営を終えて(お待たせしました!)、行者小屋へ。
途中、麻利支天沢大滝へのトレースはこの連休中は
踏まれていないようだった。
河原に出ると赤岳主稜、阿弥陀北稜の賑わいが
手に取るようにわかる。主稜は各ピッチ毎にパーティがいる状況、
北稜は第一岩峰で渋滞中~。
行者小屋前は週末営業の為かテン場は大賑わいであった。
行者小屋前の賑わい
ここで行き先を赤岳主稜を目指して
渋滞確実であった場合には南峰リッジにする。
相変わらず急傾斜な文三郎を登るにつれ
主稜の状況がはっきりしてくる。
やはり渋滞覚悟であるので誰もいない南峰リッジへ。
主稜の取り付きへのトラバース地点から
ひとのぼりした碑がある少し上から
リッジに向けて文三郎尾根から離れる。
取り付きまでは岡田さんラッセル。
今回のオーダーは平石・岡田、堀口・末松の順で登り始める。
1ピッチ目は、出始めバランスで登る感じ。
フォローの岡田さんには厳しかったようであった。
その後は快適なリッジクライミング
平石は、翌日のアイスのため、
モノポイントのアイゼンなので脹脛がだるい。
南峰リッジは支点が少なく、皆無に近い感じであり
逆に整備された主稜よりもその点は面白い。
でなんといって終了は南峰にポンと出る感じで
すっきり感があった。
さて、行程を戻るとあと3ピッチくらいのところで
それまでの日当りクライミングとは打って変わって
西風が強まり、雲ってくる。
リッジであるのでふきっさらしで寒い。
この風に当たり続けた
岡田さんは翌日体調を崩してしまいました。。
先行した平石・岡田組は山頂着後、
堀口さんらの到着を待つが
山頂にあがってきた堀口さんに促され先に行者へ下りる。
そして16時には全員行者着となった。
南沢の入り口まではなんとかヘッデンなしで下山
そこで日帰りの堀口さん、末松君とお別れ。
平石は食欲のない岡田さんには申し訳なかったが
飲んで食べて本日の疲労を回復させたのでありました!。
ちょっと食べ過ぎたかな。
翌日(1/13)は南沢小滝、大滝でのアイスクライミング。
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