雪標山岳会の名前の由来は「より雪深い、より高い山に登るために、得意のスキーを使って登・下山の時間を稼ぐ。そればかりではない。登山者のしるべ(標)となるベテランになろう」ということだ。(雪標60年史編纂コンテより)
2012年9月20日木曜日
八ヶ岳 のんびり縦走
【期間】2012年9月14〜15日
【形態】トレッキング
【山域】八ヶ岳
【ルート】観音平〜編笠山〜権現岳〜キレット小屋〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸
【メンバー】武藤(記)
転職活動などの都合で夏休みなしだった今夏。
一段落ついた事もあり、せめて、夏山の残り香でも…と連休前に1日有給をとり、急遽、予定を決めて、八ヶ岳に行ってきました。
前夜泊としたく、13日は仕事終わりであずさにて小淵沢まで移動。道の駅まで移動しようと思っていたものの改札横にお手頃なベンチがあった為、駅員さんに確認のうえ、マットをひいて就寝。
9月14日(金)
5時過ぎに起床し、タクシーで観音平に移動。コンビニに寄り購入した朝食をのんびりと食べ、出発は6時半。
連休前の平日とあって、すれ違う人も少ない。天候もよく、編笠山、権現岳と景観を楽しみながら淡々と歩いていくが11時半頃よりガスが出始める。昼過ぎにキレット小屋に着いた頃には赤岳方面はガスの中。時間には少し余裕があったものの、この日の行動は終了とし、テン泊の手続き。小屋にもテン場にもスタッフ以外は見当たらず、風の少なそうな奥まった平地を確保して、ひとまず、お茶を一杯。テン場から少し下った場所にある水場は枯れていた為、ペットボトルに貯めた天水を頂き、煮沸して利用する。
一息ついた後は前室部分を開けたまま、読書&昼寝。目が覚めて、外へ出てみると、自分以外のテン泊者はなし。明るいうちにアルファ米などで簡単に夕食を済ませ、再び、眠たくなるまで読書。19時を過ぎたあたりから雨が降り出し、テントの外は月明かりもなく真っ暗。雨音以外は無音で暗闇。もし、遭難して、こういった環境で夜を過ごすことになったら、神経をすり減らすだろうなーなどと考えつつ、持っていった小説がとても面白く、最後まで読み切ってしまう。
22時過ぎに就寝。
9月15日(土)
翌朝はあまりにも静かな環境に気持ちよく眠ってしまい、6時起床。4時に起きたものの2度寝してしまった…前夜の雨もあがり、この日も朝から快晴で気持ちがよい。カップヌードルとパンで手早く朝食をすませ、出発。
赤岳までの登りは登山者からの落石注意との事だったが、ほぼ人とすれ違う事もなく、頂上に到着。山頂は既に人だかりが出来ていたこともあり、数分でスルーして、横岳へ。夏の濃い青空と緑の稜線のコントラストが美しく、夏山に間に合ったなー、とひとり満足。硫黄岳山頂まですすんだ所で歩いてきた稜線を眺めながら大休止。横岳〜赤岳展望荘あたりはガスもなく、よい眺め。
体が冷えてきたところで出発し、残りは美濃戸のバス亭まで淡々と。退屈な下りも久しぶりに沢の音を聞きながらのんびりと歩く事ができたので気持ちが良かった。美濃戸口で冷水につかった林檎(100円)を購入。小ぶりながら、とても美味しく、夏を満喫。
帰りのあずさは読む本もなくなってしまったので、音楽を聴きながらビールを。
久しぶりとはいえ、今回は我が儘で優雅な山行となりました…
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満喫したようですね、お疲れ様でした。
返信削除3ヶ月後、また八ヶ岳へ行きましょう。
色んなアクティビティが待っています。