2023年10月1日日曜日

北穂・滝谷ドーム中央稜

 【期間】2023年9月16日~18日

【形態】岩登り

【山域】北アルプス

【ルート】北穂・滝谷ドーム中央稜

【メンバー】H石、T岡


8月に前穂4峰正面壁に登り、次はどこかな?、来年かな?

と思っていたら早くも1か月後に穂高でのクライミングが実現しました。


滝谷は上から降りて取り付くといったスタイルなので

個人的には、あまりぴんとこなかったんですが

T岡さんの提案もあり、行ってみることに。

ただ、上高地から入るのは飽きたねってことで

新穂高→白出沢→穂高岳山荘のアプローチをとることにしました。


9/16(土)

前夜は都内を20時過ぎにでましたが、相変わらずの寝不足。

鍋平Pから登山口まで下る。

登山客が大勢いて双六方面へのほうが8~9割といったところでしょうか。

蒸し暑い右俣林道を歩く、近道は使わないで白出の分岐まで。

ふらふらしながら歩く人1名なので、ここで15分ほど仮眠。




休憩後、寝不足をごまかしながら樹林帯を進む。

風が無く蒸し暑く体力を持っていかれる。。

重太郎橋に出てようやく風を感じた。

しかしここから日向、道は険しいが鎖やハシゴがベッタリ。


もういちど樹林帯に入って急傾斜になるあたりで

T岡さんの両足の内転筋が攣ってしまった、

悶絶しまくりながらの進行となってしまう

寝不足+蒸し暑い+水不足?。


荷継小屋跡まで頑張ってもらいそこでテントを預かる

長いガラ場が始まる、自分は割と快調に上がれたが、

小屋手前で疲労がどっとでた。


穂高岳山荘前は大賑わい、テント場も大賑わいで

かろうじて1箇所3人用が入るところを見つけて何とかテントを張る

40分遅れでT岡さんが到着。


とにかく食べて飲んで体力回復に努め19時前には寝てしまった。


9/17(日)

前夜に降雨があり、テントは濡れている。

岩場もまだ濡れているんじゃないかとちょっとのんびり?

テントはヘリが来るので撤収とのことで

空いた快適な場所に荷物をデポして出発。


涸沢岳からドーム手前までは険しい道ですが意外と快調に??、いや昨日の疲れあり。。

ドーム中央稜へのアプローチをしている人が7~8人。。混んでいる~、

下降点であるコルに到着。

ここで全装備を着けて下降、直前に2名Pが降りていった。



顕著な踏み跡を降りて懸垂、取り付きにたどり着くと5Pが順番待ち

明るいうちに帰れるか不安になるが、仕方ないので待つ。

待ち時間2時間40分くらいで離陸。


1P:T岡

外側から攻めないで、チムニーに入っていった。。

ザックを下ろしたり担いだりして奮闘の後に抜けていった。

セカンドの私は帰りの時間が心配なのでチムニーの奥には入らず、なんでもありありで抜ける。



2P:H石

カンテからスラブ?とトポに。

イマイチ良くわらない、ガスっていて更にわからないが

それらしきルートを登るとペツルの終了点、合っていた、ホッとする。


3P:T岡

巨岩の間?を歩き。



4P:H石

快適な凹角からチムニー?残置のカムを拝借して登る。

ちょっとパワーを使う楽しいスッキリしたピッチでした。


5P:T岡

最終ピッチです。

ここも快適な凹角から最後のちょこっとハング?

クラックをうまく使って登る?とりあえず完登できました。



明るいうちに帰れそう、辺りはガスっていて

縦走路がわからずうろうろ、一瞬、北穂へ行こうとしてしまった。

さてまた来た道を戻る。登り返し。

最後バテてT岡さんに先に行ってもらう。

17時頃着でした。


買ってきた缶ビールを割る人1名。次は袋もっていってね。

快適な場所を確保していたので快眠できた。





9/18(月)

地獄の下山は6時間くらいかかるかなと思っていたんですが

登山口には4時間半かからず到着でした。下りは早い。

鍋平まではH石が車を取りに行き、その間にテントを干してもらった。


温泉にサクッと入り、沢渡でいつものおそばとかき揚げを頂いて帰京

中央道の渋滞はなかなかでした。


8月と9月と穂高でクライミングができて充実した夏山シーズンでした。

9月中旬ですので稜線は草紅葉していましたよ。


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