2017年10月13日金曜日

紅葉の裏剱

【期間】   2017年10月8日(日)~10日(火)
【形態】   縦走・ハイキング
【山域】   北ア 剣岳
【ルート】  裏剱
【メンバー】 吉岡(記)

2017/10/08(日)☀
扇沢7:00-ダム7:25-12:00ハシゴ谷乗越ー13:20二股13:40-15:45仙人池分岐
ー16:15池の平

 前日21:30に自宅を出発して 梓川SAで仮眠、扇沢の駐車場に到着すると無料駐車場は満車で有料のみ利用可能という状態だった。連休という事を考えれば当然の事態だと気付くのが遅かった。結果3日間で5千円也の出費となった。 6:30の一番バスには間に合わず、7:00のバスでダムに向かう。
 
 黒部川に下り立ち、橋の上から放流光景をパチリ。

内蔵助谷出合までは、下の廊下に向かう登山者で渋滞気味。




 内蔵助平までの急登は初日前半の勢いで登りきる。
ここまでも紅葉は素晴らしいが、ハシゴ谷乗越の涸れ沢を抜けると一段と鮮やかな紅葉が広がりまぶしい。

 
内蔵助平を見下ろす景色はご覧の通りです。↑


 ハシゴ谷乗越から少し下ると剣沢と八峰の末端の景色が飛び込んでくる。これから向かう池の平の小屋がはるか遠くに臨める。





 調子よく真砂沢まで下り一気に二股まで進む。橋を渡った先でレリーフを捜すと探すまでもなく目に飛び込んできた。
 
8月に平石さんが供えてきた羊羹がまだ残っていました。



 ここから仙人池の分岐までの急登は、足が上がらず後から来た登山者に全て抜かれ、バテバテでやっと池の平小屋にたどり着いた。
小屋の手前から見下ろす「平の池」は整備された庭園のよう

夕方、雲海がきれいに見えていたのに、雲が流れ込んで来て天幕場は真っ白に閉ざされてしまいました。

2017/10/09(月)☀夕方☂
池の平5:30-6:20小窓雪渓6:30-7:10小窓7:30-8:08トラバース分岐
ー9:00小窓ノ王ー9:12三の窓9:30-10:09池の谷乗越10:20ー11:40剣岳12:00
ー14:45剣沢キャンプ場

赤=予定 青=実際

 今日は山行のメインの日、予定通り5:30明るくなった頃池の平を後にする。山腹をトラバースする旧鉱山道を進み、小窓雪渓に降りてアイゼンを装着する。登山靴ならアイゼンなしでも登れるだろう。雪渓を登り切り、アイゼンを付けたまま小窓まで登る。
 
 急な登りから小窓ノ王へのトラバース道に入る。夏は雪渓が残っていて通過に苦労するようだが、今は秋、踏み跡をどんどん進む。

小窓の王手前、ガラ場を登る登山者を見下ろす

小窓の王から池の谷乗越
小窓の王への最後の登りはガラガラしたルンゼを登っている記録が多いが、右側に踏み跡があり苦労しないで登ることが出来た。

小窓の王から発射台と呼ばれるガラガラの斜面を下り、三の窓に着くとチンネが正面に広がる。
 左稜線1P目の終了点に3名のクライマーが見えた。

三の窓から池の谷乗越へのルンゼは、左側の岩壁沿いに登ると比較的安定した踏み跡があった。池の谷乗越から頂上までは、岩稜歩きになる。
 

ピッケルが刺さっている
段々バテテきて遅くなり やっと山頂に到着。
 山頂からやっと下りで楽になる・・と思ったが、所々に登りが入り足が重く次々と抜かれてしまう。 
下に見える剣沢キャンプ場が遠い。

剣沢でテントを張る頃は、風が強くガスも湧き急に寒くなってきた。夕方からは雨も降りだしたが2時間ほどで止み、あとは一晩中風が吹き荒れていた。






2017/10/10(火)☁
剣沢7:25-別山乗越8:15-9:05雷鳥沢ー10:00室堂

 雨が降らなかったので天幕は乾いていたが、撤収は風に飛ばされないように苦労した。
雷鳥沢

血の池

帰りの放水
 

黒部湖遊覧船









薬師の湯で汗を流す
 
3日間の高揚感からか、眠気もなく中央高速を順調に走る。藤野PAから夕陽がきれいだった。

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