【期間】2015年5月23日(土)~24日(日)
【形態】岩稜ハイク
【山域】秩父
【メンバー】L大木場 小林 小俣 牧野(記)
23日(土)
八王子から小林さんの車に乗車、花園IC~国道299~八丁トンネルへ向かう。トンネル入り口のPは20台程でもう満車、トンネル抜けた上落合橋も10台で満車、少し先のスペースに車を停める。
赤岩尾根の登山口へは車道を30分程歩くと赤岩橋手前にニッチツ鉱山の廃墟が現れここから入るようだ。昭和のただずまいを残す社宅跡等見学しながら奥に行くと、向こうからライダーが1人来て「保育所とぶらんこがありますよ」との言葉で左前方に目が向き、導かれるようにそちらへと行く。保育所跡を見学して感慨にふけるうちにその脇の広い道に誘い込まれるように入ってしまった。その先の堰堤を越えて行くと赤テープがあり、安心してそのとおりに登って行くがどんどん傾斜がきつくなる。どうも枝尾根に入ってしまったようだ。また赤テープ発見。小林さんの言うように杣人のものなのでしょうか。赤岩峠に向かっていないようだが登るしかない。枯葉の急斜面を這いつくばりながら木の根をつかみ必死に登る。(落ちたら止まらない!)やっと稜線に出るが、リッジになっていてその先は壁がある。とりあえず壁までロープを出して1ピッチ行くが壁は登れそうもないので今日は諦めてここまでとして下りることにする。左の谷を懸垂で5ピッチ下りて、登山口を確かめるべく、元来た道を戻る。
途中、鹿?の骨発見。これはすごい!と小林さん大喜びでした。
そして、ありました!保育所手前の右方向に石碑と注意を促す道標が。そこからの登山道は先ほどとは大違い、明瞭で舗装道路のようです。
小俣さんに上落合橋に停めた車を取りに行ってもらい、今日は赤岩橋脇で幕営。何かに誘い込まれたような?迷い道でしたが、期せずしてのサバイバル山行は面白かったと話は盛り上がり楽しい宴会となったのでした。
八王子6:15─八丁トンネル8:50~9:05─上落合橋9:15─赤岩登山取付き10:00─
枝尾根取付き10:18─リッジ11:15~45─懸垂下降12:05~40─鹿の骨発見12:40─登山口偵察・キャンプ地14:30
枯葉の急登 |
リッジに出る |
行く手を壁にはばまれる |
沢を懸垂 |
24日(日)
今日は赤岩尾根リベンジ、午前中勝負と気合を入れ3時半起床。登山口から赤岩峠まで明瞭ないい道だった。峠から北に上野原への道がつづいている。我々は東へ稜線を登ったり下ったり、巻いたりをくり返し赤岩岳へ着く。その先を行くと、新しいフィックスロープが張ってありそれを使って左に回り込み直上した。下は切れ落ちているので緊張する。その後も岩場が続き、トラバース気味に右上すると1583m峰。この先P4~P1は迷いやすいもののルートファインディングのみで難しいところもなく過ぎ、八丁峠に到着。ロープも使わず、やはり核心は昨日でした。他のパーティにも会わず、新緑の中気持ちのいい山行となりました。赤岩橋の車まで戻り、帰りは中津川へ抜け、大滝温泉で汗を流し入間ICから渋滞もなく八王子着。
秩父の山深い地に昔栄えた鉱山集落の廃墟の中は異空間にいる感じでした。
24日の天気予報は午後から雨で、そのせいか登山者は昨日と比べて極端に少なく、ルートは貸し切り状態でした。当日は曇りで時々薄日も差しており、快適な登山日和となりました。
赤岩尾根登山口4:50─赤岩峠6:00─1583m峰7:55─P4.8:30─P3.8:45─八丁峠10:35─上落合橋11:30─赤岩橋12:15
赤岩岳と社宅跡 |
フィックスロープで直上 |
23日 迷い道の軌跡 |
24日 赤岩尾根の正規のルート |
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