2013年12月23日月曜日

八ヶ岳アイス・広河原沢

【期間】   2013年12月21~22日
【形態】   アイスクライミング
【山域】   八ヶ岳
【ルート】  広河原沢・右俣、左俣
【メンバー】 平石(記)、目、岡田

行ったことがないアイスエリアVol.??
今回はいつもと違う八ヶ岳の広河原沢です。

当初の予定は左俣を抜けて行者へ降り翌日南沢大滝を越えて
御小屋尾根へというプランでしたが。
初日は広河原沢右俣クリスマスルンゼ、2日目は左俣にいってきました。
右俣・クリスマスルンゼ

左俣・12M大滝




12/21(土)曇りのち雪

週中にかなりの降雪があった為、さてどうしようかなぁと考えながら
舟山十字路を出発、途中南稜を降りてきた方に聞くと
青ナギ付近が股下ラッセルとかで降りてきたとのこと。
  
それを聞いた我々はあっさり左俣を抜けるのはやめて
初日は二俣をベースに右俣のアイスを楽しむことに決定。


二俣までは1時間半くらいで到着。
広場みたいなところで快適。

テント設営し右俣へ出発する。
トレースはバッチリで河原歩きが続く。
ところどころ沢床が見えているところもあったり
踏み抜きに注意しながら進む、小1時間ほどで右俣の出合。
ここでアイゼンを着けて上がることにしたが、事件発生!
岡田さんテントにアイゼン忘れ。。

小滝は目さんとアイゼン貸し借りして登る。
一応目的地にしていたクリスマスルンゼは盛況。
で、雪も降ってきた。時間も押している。。


クリスマスルンゼは2段になっていて
とりあえず1段目(5Mくらい)はやさしいので目さんにリードしてもらう。
岡田さんはノーアイゼンで雪がたっぷり着いているところを
拾って1段目をあがる。この1段目はシャーベットっぽい。。

2段目は5~6人Pがフォロー中と懸垂準備中?。
最後のフォローが登り終わってから平石リードで登る。
たくさんの人が登っているので階段状でやさしい、氷結はまずまず。

落ち口付近の氷は先行Pがまだ使用中なので
少し上にあがったところでスクリューで支点構築。
目さん(2段目パス)のアイゼンを借りた岡田さんに登ってもらい
潅木を使用して懸垂で降りる。

すでにあたりは暗くなってしまっていてナイター突入~。
アイゼンがない人がいるので小滝も全部懸垂。
途中、水と氷を取って帰幕が18時半だったかな。

夕飯は岡田さんお手製の乾燥野菜を使ったマーボーなんとかでした。
乾燥野菜いいですね。

12/22(日)曇り時々晴れ

5時起床7時半頃発。
左俣は二俣から左上のトレースを行く。
樹林帯のトレースを進んで沢に下り
二俣を左に行くとゴルジュっぽい入り口にF1。
あ、今日の忘れ物は目さんのヘルメット、以後ノーヘル。

初見なのでここでいいのかな?って感じです。。

さてF1は釜が口を開けてますので慎重に乗り越す。

冬の沢登りって感じですね、すぐナメ滝が出てきて
あぁ左俣なんだと確信する。


5M滝は目さんに先に登ってもらい
フィックスを張り岡田さんはタイブロックで登る。

さて、スノートレッキングというか
我々が本日一番乗りなので、昨日そこそこ降ったので
軽いラッセルをしながらの進行。

13時に二俣に戻るということで
引き返し場所をどこにするかなぁなどと相談しながら進む。


ようやくアイスクライミング!っぽい氷が出てくるが
やさしい氷なのでノーロープで登る。
と、後続の3人パーティが追いついて抜かれました。

ちょっとお話をしたのですが1名が
F1でお釜に膝までドボンしたとのこと。。
と談笑して何回か来たことのある人たちなので
上部のことをお聞きしたら、これから良い氷がでてくるとのこと。

時間は10時過ぎ?だったのですが
皆さん物足りなさもあり
もう少し上へもう少し上へと行ってしまいました。

一箇所岩の間を這いずりあがる高巻きがあり
念のためロープを出して確保。
ここを抜けたところで
雪の中からオレンジ色の物体が見えたので
掻き分けてみると、なんと旧クォークが1本出てきまして。。
とりあえず持ち帰ることに。

ちょっと高い滝は岡田さん用にフィックス張りなどして
12M大滝へ到着。
抜いていったパーティが右側をリード中でした。
(拾ったクォークのことを聞いたら違うとの事)



この滝は右側がしっかり氷結していて
真ん中はびしゃびしゃ。
左は登れるけど落ち口に大量の雪がたっぷりある感じ
最初はツララのバーチカル、で段々
行っちゃおうかと思いましたが、色々考えた末やめときました。

平石が右側を登ってビレイ体制になるころ
後続3人パーティが追いついてきました。


目さん、岡田さんの順番で登ってもらいました。
今回登った滝で一番難しいところでした。
といってもIV+でしょうか。
この時点で来た道を下降する判断もありましたが
時間がかかりそうなので御小屋尾根へ抜けることにしました。

その後はノーロープで登れる
ブルーアイスに雪が乗った滝がところどころ出てきます。



しばらく登って上の大滝が見えたところで
先行さんは御小屋尾根へあがって行っていましたので
我々も後続することにする。時間はすでに14時。。

ガレの上に雪が乗っているので
まだ足元はコンクリート化されていなく
慎重にならざるを得ません。

最初の取り付きはちょっと悪いので
平石がロープを引きながら40Mくらいのところの
潅木を使ってフィックスを張り2名を登らせる。

後続Pも同じく我々の後を着いて来て
先頭のリーダーさんとお話をしていたら
んん、誰だっけ?この人。。お互いアレって感じで
向こうは目出帽にサングラス、こっちも目出帽。
先方が名乗って、爆笑!。。
ジムの知り合い(パタゴニアのウェアを安く譲っていただいた方)でしたよ~
こんなところで会うなんて~世間は狭いですねぇ。

追い抜いてもらってトレースを安定していただきました。
ありがとうございました!。

都合2ピッチロープを出して
安定した樹林帯になるとほどなくして
御小屋尾根のトレースに合流して終了!時間は15時。

さて、御小屋尾根から左俣F1付近に降りれるらしいのですが
結局降口がわからず時間も時間なので確実に降りようということで、
一旦、舟山十字路まで戻る、この時点ですでにナイター。

空身で二俣へ戻り、テント撤収してまた舟山十字路へ。
戻ったのが20時ジャストでした。

渋滞なしの高速を順調に走り
23時頃明大前へ到着し、皆さん帰宅できました。

初見であることや雪の多さもあって予想以上に時間がかかってしまいました。
もう少し早めに出発すべきでした反省。

左俣は舟山十字路から前夜発日帰りで行くのがよさそうです。


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