【期間】2024年8月11日~12日
【形態】沢登り、ピークハント
【山域】南アルプス
【ルート】荒川北沢から北岳・嶺朋ルート下降
【メンバー】H石、T田
廃道になっている荒川北沢から北岳山荘へ抜けて北岳へ。
下山は嶺朋ルートを降りました。
前夜22時くらいに奈良田着
すでにバス停前の駐車場は満車、しかたなく路駐となりました。
始発のバスに乗り込み、野呂川発電所で下車。(6時過ぎ)
降車したのは1パーティ4人組と私たちだけでした。
(このパーティとは抜きつ抜かれつ)
林道のゲートで朝ごはんを食べて出発。
去年来た氷のルートの位置をレクチャーしながら林道終点まで。
しばらく沢に入ってから沢装備に換装。
足場とお助け紐あり。 |
大きな堰堤下まであっという間、水量が少なく難なく超える。(7時15分)
途中釣り師とすれ違い情報交換、釣果はあったとのこと。
弘法小屋尾根に取り付き、いきなりの急登で大汗をかく。
トラバース道に入り取水口のつり橋と堰堤。(8時20分)
つり橋の左から沢に入渓して遡行開始。(9時)
弘法小屋尾根取り付き |
先行パーティが竿を出して、さっそく1匹釣りあげていた。
我々も釣りの準備をしてのんびり竿を振りながら歩く。
先行さんいるし竿を振る練習と思って
やっていたら、あっさり1匹目(オス)がかかった。
念のため持ってきた保冷袋が役に立った。
その後、しばらくしたら2匹目(メス)も釣れてとりあえず人数分を確保。
高度計と地図を見ると全然進んでいないので
11時くらいで釣竿は仕舞って真面目に歩く。
中流部は岩が大きく旧登山道らしき踏み跡などを利用して高度を稼ぐ、
暑くて疲労困憊になりながら泊り地の2100M付近に到着。(15時)
ロケーションは最高で滝が3つ見える分岐地点。
ちょっと傾斜があるが沢も近いところに
適当にタープを張って焚火と夕食の準備。
薪は豊富で乾燥しているため着火も早く安定した焚火となり
釣った魚を塩焼きにしていただく。
オスはとても美味しく、メスは腹に卵をもっていたためか淡泊な感じでした。
寝不足もあるので21時前には満天の星空を見ながら就寝となりました。
夜は冷たい風が少し吹いて、寒かったのですが
都内と比べたら別天地で久しぶりに快適な一夜。
8/11(月) 3時15分起床5時10分発
翌朝も快晴で風が吹いていて寒かったですが
歩き始めるとちょうどよい気温。
足元の沢の水が冷たくてとても気持ち良い。
最後の滝 |
最後の5M滝を越え(5時30分)
八本歯沢を右に見送り二俣は左左へと進む。
稜線はまだ遠い |
沢が涸れてきたと思ったあたりでポンプに到着。(7時10分)
ここで沢装備を解いて整備された道を進む。
ポンプ |
北岳小屋跡から富士山 |
途中、快適そうな北岳小屋跡から富士山を眺め
日当たり良好な登山道を数十分で北岳山荘着(8時半)。
時間にまだ余裕があるので計画通り北岳に立ち寄りることに、
1つ下の八本歯のコルへの分岐に荷物をデポして山頂へ
だいぶ久しぶりな北岳山頂でした。(9時40分)
分岐に戻り八本歯のコル(10時55分)、
そしてボーコン沢の頭までは暑さに耐えながらの稜線歩き。
ボーコン沢の頭で休憩後方向を変えて嶺朋ルートへ。(12時)
バットレス |
看板があった |
小1時間はハイマツ漕ぎ、顕著な樹林帯に入ると
ほぼ登山道で赤ペンキ・テープが目線上にある感じで迷わず進める、
倒木箇所が数か所あるので少しルーファイ必要でした。
気温と無風で暑くてなかなか疲れましたが
休憩込み3時間ちょっとで広河原へ到着(15時15分)
最終のバスまで十分時間がありました。
沢から北岳へ、下山も非一般ルートと
お盆真っ只中でしたが静かな山行で好ルートでした。(下山は除く)
次は本谷方面から農鳥岳かなと考えてます。