【期間】2023年2月25日~2023年2月26日
【形態】アイスクライミング
【山域】南アルプス
【ルート】夢のブライダルベール(野呂川・荒川出合)
【メンバー】鶴岡、平石(記)
2018年の正月の北岳(敗退)の帰りに2ルンゼ見上げてから5年、
やっとあの林道を歩く気になって行ってきました。
前夜に奈良田まで入り、翌朝出発。
今回、キャンプで使用される4輪のキャリーワゴンを用意。
これを2名で引けるようにスリングを着けて出発。
なかなか快適で途中で全部の荷物を載せた。
2時間で荒川出合の発電所
キャリーを畳み、荷物を背負って3ルンゼの出合い近くへ、
林道のわきに幕営。
誰もいないので夢のブライダルベールへ行ってみることに。
気温が高い状態で、2ピッチ目の核心の氷柱からは水がシャワーのように滴っていた。
1ピッチ目は鶴岡さんがリードを買って出てくれた。
フォローで登ったが下部はシャーベットっぽく緩い氷が続く。
終了点は氷柱の真下で鶴岡さんはびしょ濡れでビレイしていた。。
さて、核心ピッチの状況をよく観察すると
凹角になっているところは水が流れることはないが緩そう
左がシャンデリアとなっていた、
氷柱が十分な厚さがあると判断し、どうするか逡巡。
取りついてみると問題はないがやはり緩い感じの氷であまり気持ち良くない。
何度かスクリューがスカとなり
セットに何度か失敗→やり直しとだいぶ消耗した。
核心部を抜けてもまだグズグズの氷が続く、
だいぶ消耗してしまったので支点を作るのに
堅牢そうな氷まで登りそこで一旦切ることにした。
後続の鶴岡さんも悶絶して何とか登ってくるが
続きのリードをお願いするもすでに腕が終わっているようで
少し登ったところで降りてきてもらう。
リードを交代して2ピッチ目の本来の終了点より少ししたあたりまで登る、
時間を見ると2時半とまだ明るいが、
未練はあったが2名が登りきる時間と降りる時間を
考慮して打ち切りにしすることに。
交代の時にロープが絡まったりしていたので
降りるのにも時間を要してしまった。
自分が登れても後続が登り続けられない場合があることの
判断が甘かったと反省、出直します。
夜はカニ飯を炊き、寄せ鍋。
翌日はもう三ルンゼは宿題にして
また11キロをキャリーを転がして帰りました。