2022年5月8日日曜日

2022年GW岳沢定着 (コブ尾根/前穂高岳ダイレクトルンゼ)

2022年5月3日~5月6日 北アルプス

メンバー:津田、鶴岡、平石(記)

数日前の雪で白い穂高









久しぶり岳沢定着です。

今回の計画は、津田さんと鶴岡さんにほぼお任せ。

5/4・コブ尾根、5/5・奥穂南稜と欲張りプラン。

体力持つのか?という不安がよぎる。


5/2(月)の都内夜発。

夜ですが車が多い、順調に沢渡へ、足湯の駐車場はまだ余裕がある状態。

東屋が空いていたのでテントで仮眠。


5/3(火)晴れ

津田さんが1名同乗者を見つけてくれてタクシーで上高地入り。

重荷を背負い岳沢まで3時間くらいで到着。

場所は一等地を指定いただきました。

※テント代:一人1日2000円

気温が低くて風が強くて日向でも寒い。

ランチビール、昼寝、ちょっと偵察、夕飯で7時に就寝。

コブ尾根












5/4(水)曇りのち晴れ、午前中風強い

2時過ぎ起床、3時半発

気温が低く風が強い、そのおかげで雪面は締まって歩きやすい

これなら調子よく高度が稼げそうだと思っていたが

傾斜が強くなるにつれ津田さんの脹脛が悲鳴をあげる。

ロープは平石が預かり、2Lの水は1L捨ててもらう。

マイナーピーク手前












マイナーピークへ上がるところで後続パーティが近づいてきた

1回目の懸垂、小ピークは半分藪でした。

コブへ向かう












そのまま雪渓へ出てコブの取りつきへ到着。

ここで後続に追いつかれたが先に行かせていただく。

1ピッチ目:鶴岡

クライミングパートなので鶴岡さんにリードをお願いする。

慣れないアイゼン手袋での登攀でしたが何とか抜ける。

平石はもう3回目なので特に問題無し。

津田さんは核心で上がれないのでお助け出して引っ張り上げる。


1ピッチ目












後続は佐久アッセントの3名、

だいぶお待たせてしまったので2ピッチ目は先に行っていただく。

待ち時間で色々お話(佐久志賀の岩場とか)

この時点で9時を少し回っていた。


2ピッチ目:津田→平石

2ピッチ目













津田さんにリードでいってもらったが、ビビりすぎで2ピン目の先があがれず。。

即、平石に交代。セカンドだと難なく上がってきました。

3ピッチ目はほぼ歩き、2名に懸垂点まで行ってもらう。

津田さんが先頭で20M弱の懸垂でしたが、、降りたところ

踏み抜いてシュルンドへ入り込んでしまったとのこと。

とりあえずそれ以上落ちないようにセルフを取ってもらい平石、鶴岡の順で降りる。


シュルンドにすっぽり入ってしまったところで止まっている状態

スタンディングアックスビレイの形を作って

引きずり上げつつ自力で脱出してもらう。


いつもならここから先はロープは出さずに稜線までなのですが

津田、鶴岡2名の体力の消耗と技術面で不安があるとのことでロープを出すことに。

既に時間はお昼近く。。


懸垂後












このあと傾斜が緩くなるところまでロープは出しっぱなし。

コブの頭に到着が15時45分頃。

天気は午前中の強風はおさまり安定しているので

天狗のコルまで慎重に降りる。

途中、津田さんが1箇所両足で飛び降りようとしたので止めて厳重注意。

アイゼンは頃合いをみて外し、18時に天狗のコルに降り立つ。


天狗沢を各々降りて19時すぎ全員テントに無事到着。

約16時間行動となりました。翌日の奥穂南稜はキャンセルとなりました。

佐久の方々が心配していたようで、帰幕後、お声掛けていただきました。

後半のトレース・バケツも感謝でした。

色々ありましたが、津田さん、鶴岡さんにはいい勉強になったかと思います!。



5/5(木)晴れ

5時過ぎに起きられたので、鶴岡、平石で前穂へ。

津田さんはテントキーパー。

奥明神沢、ダイレクトルンゼは快適な状態でした。

山頂付近で昨日の佐久の人達とすれ違い少し会話。

3時間で山頂、快晴無風。

北尾根を登ってくる人の写真を撮ったりしてのんびり。

12時半宴会開始の報が津田さんから入るので下山

あっという間に降りて11時にはテント着。

宴会は11時半から開始してしまいました。

ダイレクトルンゼ


前穂山頂










5/6(金)晴れ

上高地へ下山のみ。

河童橋で知り合いと会話したりお土産買ったり

沢渡で一番風呂に入り、渋滞なく帰京。