2018年1月16日火曜日

広河原左俣

【期間】   2018113()
【形態】   アイスクライミング
【山域】   八ヶ岳
【ルート】  広河原左俣
【メンバー】 平石、津田(記)

大寒波が来ている中、広河原左俣に行ってきました。


二股から先、左俣方面はトレースなし。
舟山十字路に何台か停まっていたので、人が入っているかな?と思ったのですが、
皆さんクリスマスルンゼかな?
思ったより降ったみたいで、膝下~所により腰ラッセル。



木に雪がついてもふもふで綺麗だなぁ~なんて思っていたのは最初だけ。
私はこんなに冷え込んだ中でアイスクライミングをするのがはじめてで、
カチンコチンの固い氷に悪戦苦闘です。


早く抜けたい、待たせてるから早くしなきゃ、
って気持ちが焦ると雑になっちゃうって分かりました。
(平石さんに怒られつつもひそかに自己分析してました)


上の大滝は私には逆立ちしても登れないので割愛。
そこから御小屋尾根まで私がルートファインディング。
正解ルートが分からない!
(行き詰って、ロープ出してもらいました。寒かったのに有難うございます。)


この日は左俣に入ったパーティはいなかった様で、
すごーーーーーーーーーく寒かったけれど、
終日貸切のアイスクライミングでした。

2018年1月5日金曜日

北岳

【形態】ピークハント
【山域】南アルプス
【ルート】北岳(池山吊尾根)
【メンバー】平石、吉岡、津田(記)

年末年始は北岳に。

12/29
夜都内⇒奈良田
駐車場はちょうど1台分だけ空いていました。

12/30
15kmの林道歩きはスニーカーで。
ところどころ凍っているものの積雪は無く
吉岡さんが持ってきてくださったコロコロが大活躍。

3時間ほどであるき沢橋の登山口に到着。長かった…


あるき沢橋で冬靴に履き替え、荷物をデポってさっそく急なジグザグの登り。
トラバースとか、ちょっと下るとか、癒しのパートが一切ないのでしんどかったです。
夏には絶対歩きたくないな…


3時間ほど歩き、ちょっと傾斜が緩やかになってきたな、
って思ったところで池山御池小屋が見えてくる。

何となくゴール気分ですが、もうひと頑張り。
翌日の為に小屋から230分登った平地でテント設営。

12/31
6時半頃出発。雲がきれい。


森林限界を超えたあたりから天気予報通りの強風。
風が…痛い…。まつ毛が、凍る…。


強風、明らかに悪化していく天候を考え、ボーコン沢の頭のちょっと先で撤退しました。
先行パーティも続々と撤退していましたし、
お天気はどうしようもないのでしょうがないですね。また来よう。
  

下山中雷鳥が姿を見せてくれてテンションUP
冬毛、真っ白でもふもふでカワイイ!!



テントに戻ってまったりしていると、雪が降り始めてきました。
この日は登ってくる登山者もおらず、紅白をラジオで聞きながら、
年越しそばを頂いて就寝。寝ている間に年を越していました。

1/1
今日は下山のみ。
朝からお雑煮、おせち(手作り!)を頂き、お正月気分に。



テントを撤収し、下山中に樹林帯から富士山とご来光がチラリと。
今年も無事に歩けますように、とお願いしました。


最後の林道歩きはやっぱり長かったです。


西山温泉の不思議な町営温泉で去年からの汗を流して、帰京しました。



平石(記)
雪標ではあまりご縁がない??北岳の冬季登頂を計画しました。
超久しぶりの年越し山行+吉岡さんとの山行。
一応ベースからの登頂となるので若者達?は軽量化無視の食当計画として
生肉生魚生野菜生そばと充実した食生活、吉岡さんのおせちも。
幕場は安定した平らで広々とした樹林帯の中で風もほとんど影響を受けず快適でした。
北岳の登頂は強風のため前進が遅々となりボーコン沢の頭と八本歯の間で撤退を決断しました。
いわゆる第一級の冬の風を体験できたのは津田さんにとって良い体験だったと思います。
そして、下山中に意表をついて現れた冬毛の雷鳥達は寒さや強風をもろともせずに
ひょこひょこ歩く姿に可愛らしさと強さを感じた次第です。
この後、小雪が一日中降る天候となり的確な判断が出来たと思いました。
最終日、帰りの林道歩きから見た荒川出合いの氷、あとで調べたら2ルンゼでした。
あの光景を見たら登りたくなってしまうのはアイスクライマーの性でしょうか。
是非再訪したいと思った次第です。
と、北岳の登頂は出来ませんでしたが色々と心に残る山行でした。
吉岡さん津田さんありがとうございました。